制御不能の“グリズリー”が度重なる反則行為の末にレッドカードで反則負けの異常事態が発生。レフェリーの制止を無視した悪質な反則行為にセコンドがブチギレるも、相手も逆ギレする異常事態。衝撃結末にファンも「初めてみたｗ」「前代未聞やな」と半ば呆…
制御不能の“グリズリー”が度重なる反則行為の末にレッドカードで反則負けの異常事態が発生。レフェリーの制止を無視した悪質な反則行為にセコンドがブチギレるも、相手も逆ギレする異常事態。衝撃結末にファンも「初めてみたｗ」「前代未聞やな」と半ば呆れた様子だった。
12月14日に代々木第一体育館で開催された「K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO～FINAL～」で山口翔大（GENESIS/TEAM3K）とクラウディオ・イストラテ（Kombat Gym）は異例の失格決着で山口の勝利。“疑惑のラビット職人”イストラテが、度重なる反則行為でイエロー3枚累積の末にまさかのレッドカードで反則負けを喫した。
無差別級トーナメント・準々決勝、当初予定されていたクォン・ジャン・オンの欠場を受けて山口にチャンスがまわってきた。前回10月のK-1では エロール・ジマーマンと激闘を繰り広げるも壮絶なKO負け。そこからの復帰戦。相手はシナ・カリミアンとの泥仕合で一躍その名を轟かせた凶暴なグリズリーことイストラテだ。ABEMAの解説・魔裟斗も「クラウディオが本命」と太鼓判を押す。
試合開始からイストラテの破壊力は圧倒的だった。ゴングとともにイストラテの嵐のような連打、強烈なヒザの追撃と開始15秒で山口が崩れ落ちる。実況も「ヒザから崩れ落ちた！」とコールするも、魔裟斗が「ボディ、ストップのあとのアッパーが頭辺りに入ったんですよね。あれ効きましたよね…」と即冷静に状況を指摘する。
山口の陣営からも「おいおいおいおい」とストップ後の追撃に抗議する声が聞こえるが、イストラテは「何もしてませんよ〜」ととぼけた「Why？」ジェスチャーだ。
スローリプレーでは、確かにイストラテのヒザが効き山口がガクリと落ちるシーン。だがその直後、しっかりレフェリーが”ストップ”と分けたあとに後頭部に一撃を叩き込んでいる。
魔裟斗は「1分であのダメージは抜けないですね」と冷静な指摘。ファンも「掴んで膝もアウト」「野獣や」「この体重ならガードしても効かないだろうな」とザワつきはじめる。最初こそ自信満々にアピールしていたイストラテだが、反則がバレてからのインターバルは不安が隠せない「早く戦わせろ」と胸をピクつかせるが顔は「やべえ、やっちまった…」と焦った表情を浮かべている。
減点から試合再開。再び嵐のようなラッシュのイストラテ。完全に山口をフルボッコ状態だが、クリンチから再び後頭部にラビット・パンチ。今度は山口も頭を抑えて抗議のアピール。スローでも明らかに後頭部への危険なフックに魔裟斗も「いやあラフファイトですね…」と苦笑い。これにはセコンドも「おいおいおい、ダメやろ」と怒り心頭だが、イストラテも興奮気味に逆ギレ。
その後2度目のインターバル、事の重大さが判ったイストラテは何やらコーナーで抗議を叫ぶが、2度目のイエローカード。1分以上のインターバルのあと試合再開、3度目の嵐のパンチも、熱くなりやすい性格かレフェリーの”ストップ”が耳に入らず、またしても後頭部に一撃入れてスリーアウト。
明らかに試合に勝ってるのにレッドカード＝失格の前代未聞の判定。一撃も打ってない山口が勝利というなんとも奇妙な結末にファンも「初めてみたｗ」「まぢかー」「なんだよこれ」「反則負け。前代未聞やな」と大荒れ。
魔裟斗も「優勝候補のイストラテがこういう形でいなくなるのは、非情に残念」とコメントするもイストラテの悪癖は明らか。痛がりすぎる演技でブーイングを浴びた「令和の名優」ことシナ・カリミアンとの泥仕合もここまで来ると「どっちもどっち」の様相を呈している。
