オランダ1部AZアルクマールに所属するサッカー日本代表DF毎熊晟矢の移籍初ゴールに、ファンから祝福とともに「なんでそこいるねん」などと、ツッコミの声が多く寄せられた。 現地12月12日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第6…
オランダ1部AZアルクマールに所属するサッカー日本代表DF毎熊晟矢の移籍初ゴールに、ファンから祝福とともに「なんでそこいるねん」などと、ツッコミの声が多く寄せられた。
現地12月12日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第6節で、AZは敵地でルドゴレツ・ラズグラド(ブルガリア)と対戦した。今夏に加入後即、監督、チームメイトの信頼を掴んだ毎熊は、この日も4-3-3の右サイドバックとしてスタメン出場した。そして1-0で迎えた前半19分だった。
中盤後方からMFヨルディ・クラシが中央をドリブルで持ち上り、右サイドにいたMFスフェン・マイナンスへ展開したところからの攻撃。その内側の20歳のFWアーネスト・ポクがタイミング良く抜け出し、ボックス内から中央へグラウンダーのクロスを送った。そこに反応したのが、毎熊だった。ゴール中央に走り込んでいた背番号16は、やや難しいバウンドとなったボールを、利き足とは反対の左足インサイドでインパクト。逆サイドへの巧みなシュートでゴールネットを揺らした。
これが毎熊にとってオランダ移籍後の公式戦初ゴール。両手を広げて喜んだ後、チームメイトに抱き抱えられ、さらに祝福の輪の中で笑顔を浮かべた。
■「なぜそこにいたのかを知りたいけどナイスゴール!」
このボックス内中央でクロスボールに合わせた“まるでストライカー”のようなゴールに対して、SNS上には日本人ファンから次のようなコメントが寄せられた。
「マイクーー!おめでとう でもなぜそこにいるの?笑」
「いったいどのポジで出場してんだこの人」
「右SBのいるポジションじゃない 毎熊選手、初ゴールおめでとう!」
「サイドバックがなんでそこいるねん」
「なぜそこにいたのかを知りたいけどナイスゴール!」
実はこのゴールシーン、自陣での相手のセットプレーを跳ね返してからのカウンターだった。真っ先にゴール前へ攻め上がった毎熊は、元FWの“嗅覚”を研ぎ澄ましてゴール前で待機し、まんまとゴールを奪って見せたのだ。残念ながら試合は後半に2点を奪われて2−2の同点で終了したが、毎熊にとっては自身の攻撃性能を欧州ファンにもアピールする試合となった。