契約更改に臨み1400万アップの2600万円でサイン ソフトバンクの海野隆司捕手が13日、みずほPayPayドームで契約更改交渉に臨み、約217%となる1400万円アップの2600万円でサインした(金額は推定)。大幅昇給を勝ち取ったものの、…
契約更改に臨み1400万アップの2600万円でサイン
ソフトバンクの海野隆司捕手が13日、みずほPayPayドームで契約更改交渉に臨み、約217%となる1400万円アップの2600万円でサインした(金額は推定)。大幅昇給を勝ち取ったものの、「1年間1軍にいたことはよかったですけど、成績はそんなに良くなかった。いい評価をしてもらったので、ありがたいです」と淡々とした表情で語った。笑顔がない理由は、それだけ多くの悔しさを味わってきたからだ。
海野が挙げたシーンは、日本シリーズ第5戦。2勝2敗で迎え、勝てば王手をかけられる状況だった。先発の大関友久投手とともにバッテリーを組んだものの、左腕は2回と2/3を投げて1失点で降板。自身も5回裏で代打を出され出番を終えた。「交代させられたと言ったらおかしいですけど、交代したのは悔しかったです。本当に何もできなかったので、素直に悔しかったです」。首脳陣の采配も真っすぐに受け止めた。自分の現状と実力を思い知った出来事でもあった。
大卒5年目の今季はキャリアハイとなる51試合に出場した。打率.173、2本塁打、10打点。オフの自主トレは、今宮健太内野手のもとで行う予定だ。「毎年、来年がチャンスになると言っているんですけど、来年こそ、野球人生で一番大事だと思っているので。本気でレギュラーを獲りに行きたいですし、100試合くらい出たいと思っています」。正捕手の座を掴み、2025年こそ、笑って終えてみせる。(Full-Count編集部)