「アメフト・甲子園ボウル、立命大-法大」(15日、甲子園球場) 9年ぶりの大学日本一を目指す関西1位の立命大が12日、甲子園球場で練習を公開した。今大会から方式が変更され、関東&関西の上位3校が出場できるようになったが、頂上決戦は例年と同…

 「アメフト・甲子園ボウル、立命大-法大」(15日、甲子園球場)

 9年ぶりの大学日本一を目指す関西1位の立命大が12日、甲子園球場で練習を公開した。今大会から方式が変更され、関東&関西の上位3校が出場できるようになったが、頂上決戦は例年と同様に東西決戦となった。

 準決勝で関学大の7連覇を阻止した関東1位の法大に対して高橋健太郎監督は「勢いに乗ると手がつけられないチーム」と警戒を強めつつも、「たくさん準備をしてきた。パンサーズらしい試合を見せられると思う。余すところなく力を出し切りたい」と力を込めた。歓声の大きさで指示が聞こえにくくなるなど、甲子園球場ならでは特殊な状況が想定されるが、ふだんの練習からスピーカーで大音量の音楽を鳴らして対策を立てているという。同監督は「大差が開くような試合にはならないと思う。自分たちの力を発揮すれば結果はついてくる」と語った。

 リーグ戦では関大戦に敗れてチームが落ち込んだときもあったが、RB山崎大央主将(4年)が強烈なリーダーシップで立て直し、頂点まであとひとつまでこぎつけた。「甲子園は本当に夢の舞台。ここまできたらやるだけなので、勝って支えてくれた方々に恩返しをしたい」とキャプテンは意気込んだ。攻撃の中心となるQB竹田剛(3年)も「周りを見ながら立ち回れているのが一番成長した部分。パスの精度では負けていないと思う」と自信をのぞかせた。