今季限りで退任となった川崎・鬼木達監督(50)が12日、川崎市役所で福田紀彦川崎市長(52)を表敬訪問し、川崎市市民特別賞を贈呈された。 17年には監督就任1年目でクラブ悲願のJ1初優勝を飾るなど、8年間で4度のJ1制覇を含む7つの主要タ…

 今季限りで退任となった川崎・鬼木達監督(50)が12日、川崎市役所で福田紀彦川崎市長(52)を表敬訪問し、川崎市市民特別賞を贈呈された。

 17年には監督就任1年目でクラブ悲願のJ1初優勝を飾るなど、8年間で4度のJ1制覇を含む7つの主要タイトル獲得に導いた鬼木監督。その功績をたたえての同賞受賞に「光栄ですね。いろんな人の助けがあって賞をいただけてのはうれしく思う。いろんな人たちが携わってくれたので、そういう人たちも一緒に(賞を)誇りに思ってもらえるとうれしい」と話した。

 福田市長は「(川崎の)景色を変えてくれたのは、フロンターレの力が本当に大きい。老若男女が自転車で、また3世代が歩いて(スタジアムへ)来るとか、そういう雰囲気を監督含めて、みんなで作ってくれた」と感謝の言葉を述べた。

 さらに「やっぱり伝統というか、一回フロンターレに在籍した選手やスタッフは、いつまでたってもフロンターレファミリー。鬼木さんもこれから鹿島に行かれても…」とポロリ。鹿島監督就任が公式発表がされる約1時間前に、まさかのフライング発表?となった。

 スタッフから「まだ発表されていません」と聞かされて「やばいやばい、無かったことにしてください」と福田市長も汗をぬぐって大慌て。鬼木監督も「緊張感ありますねぇ」と答えるなど、周囲の笑いを誘っていた。

 この日、来季から前福岡監督の長谷部茂利氏が新監督に就任することが発表されたが、鬼木監督は「そこ(サッカー)に関しては自分が話すことはできないが、シゲさんは本当に人として尊敬できる方。そこは間違いない」とし、来季からは鹿島監督として等々力に立つが「どんな形でも、そのピッチに立てるのであれば幸せ」と話した。