中日・細川、阪神・大竹、日本ハム・水谷らの成功例に続けるか 9日に行われた現役ドラフトでロッテから西武に移籍した平沢大河内野手が12日、埼玉・所沢市内で入団会見を行った。背番号はロッテ入団時から付けてきた「13」から「39」に変わった。 2…
中日・細川、阪神・大竹、日本ハム・水谷らの成功例に続けるか
9日に行われた現役ドラフトでロッテから西武に移籍した平沢大河内野手が12日、埼玉・所沢市内で入団会見を行った。背番号はロッテ入団時から付けてきた「13」から「39」に変わった。
2015年ドラフト1位で仙台育英高からロッテ入り。右投左打の走攻守そろった遊撃手として期待された。高卒1年目から1軍で23試合出場、打率.149(47打数7安打)をマーク。2018年には自己最多112試合出場して打率.213をマークしたが、その後は伸び悩み、今季は1軍出場なしに終わった。プロ9年間の通算は306試合出場、打率.190(710打数135安打)、10本塁打、57打点、13盗塁。
平沢は「パッとしない成績が続いていたので、移籍を機に活躍したい。出塁率が高いのが自分の特長。チームに貢献したい。10年目の来年、キャリアハイを目指したい。内野も外野も経験してきているので、活躍できるチャンスが広がるので、両方できるように準備したい」とブレークを誓った。
バッテリー以外の全ポジションを守れる器用さも備えている。球団副本部長兼編成統括を務める広池浩司氏は「内外野のレギュラー候補として獲得しました。まだ(26歳と)若いですし、背番号が13から39に変わったのを機に、これまでの3倍活躍してほしい」と期待を込めた。
2022年に始まり今回が3回目の現役ドラフトではこれまで、DeNAの控えから中日の4番となった細川成也外野手、ソフトバンクから移籍後2年連続2桁勝利と飛躍した阪神・大竹耕太郎投手、ソフトバンクの“3軍選手”から今季セ・パ交流戦MVPに輝いた日本ハム・水谷瞬外野手らの成功例がある。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)