出場機会に恵まれない選手救済の「現役ドラフト」で日本ハムから移籍した巨人・田中瑛斗投手(25)の入団会見が12日、東京都内の球団事務所で行われた。背番号は45に決まった。 黒のスーツに身を包み、髪は首元まで伸び、さわやかな笑みを浮かべた。…

 出場機会に恵まれない選手救済の「現役ドラフト」で日本ハムから移籍した巨人・田中瑛斗投手(25)の入団会見が12日、東京都内の球団事務所で行われた。背番号は45に決まった。

 黒のスーツに身を包み、髪は首元まで伸び、さわやかな笑みを浮かべた。田中瑛は「これからジャイアンツの日本一に貢献できるように頑張っていきます」と誓った。同席した水野雄仁スカウト部長は「起用法は現場と話をしてキャンプになってから。先発でも中継ぎでも期待に応えてほしい。力がある。1軍のピースにはまってくれるんじゃないかという評価」と説明した。

 田中瑛は2017年度のドラフト3位で、大分・柳ヶ浦高から日本ハムに入団。20年に発症した右肘の痛みから育成契約となったが新庄監督が就任した21年、7月に支配下復帰し同月7日・ロッテ戦(ZOZOマリン)でプロ初先発。6回1失点でプロ初勝利を手にした。

 今季、1軍では3試合の登板に終わっていたが2軍では開幕投手を務めるなど29試合に登板し5勝2敗、防御率2・35の成績を残した。巨人・阿部慎之助監督は獲得が決まった際に「田中投手は若くて将来性のある選手。ジャイアンツ投手陣の一員として戦力になってくれればうれしいです」と大きな期待を寄せていた。