「ブリーチャー・レポート」が選出 米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は10日(日本時間11日)、2000年以降の偉大なスポーツ選手ランキング25を発表。日本人選手からはドジャース・大谷翔平投手が12位、マリナーズの会長付特別補…

「ブリーチャー・レポート」が選出

 米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は10日(日本時間11日)、2000年以降の偉大なスポーツ選手ランキング25を発表。日本人選手からはドジャース・大谷翔平投手が12位、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が20位に選出された。

 同メディアは「この25年で最も影響を与えたスポーツ選手25人」と題して記事を寄稿。大谷は球界最高位となる12位に位置づけられた。昨年12月にドジャースと当時スポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1067億円)で移籍。159試合に出場し、54本塁打と130打点で2冠を手にしただけでなく、史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」を通過点に、前人未到の「50-50」を成し遂げた。

 記事では「影響力を簡潔に説明すると:MLB史上最高の国際的なスポーツ選手 ショウヘイ・オオタニは最も希少性のある野球選手だ。彼は現代のベーブ・ルースと呼ばれていて、パワーヒッターであり、エース級の投手だ」と言及。「オオタニの多才さとその生み出す成果は、文字通り他に類を見ないもの。ドジャースが当時史上最大の契約を提示したのは、単に彼のフィールド上での活躍だけが理由ではない。彼の存在はMLBとドジャースのグローバルブランドに好影響を与えただけでなく、ポストシーズンの視聴率やロサンゼルスの観光業などにも貢献し、ここ数十年で最もマーケティング効果の高いスターをリーグに提供している」と、もたらす経済効果を評価した。

 また、16位にはメジャー最多762本塁打、最多7度のMVPを誇るバリー・ボンズが選ばれ、20位にマリナーズなどで通算3089安打を記録したイチロー氏が選出された。数々の功績に加え、「イチローは日本人スター選手がMLBで活躍できることを疑いの余地なく証明し、その後数十年にわたる才能ある日本人選手の流入の道を切り拓いた。つまり、イチローは革新的なスーパースターだった」と綴っている。

 今回のランキングでは、1位にレブロン・ジェームズ、2位はステフィン・カリーのNBA選手が選ばれ、3位にはNFLでスーパーボウルを5回制覇したトム・ブレイディ、4位にゴルフのタイガー・ウッズ、5位はサッカーのリオネル・メッシが選出された。(Full-Count編集部)