ソトを加えたメッツはさらなる補強を画策しているようだ(C)Getty Images 今季ストーブリーグの最大の大物であるフアン・ソトがメッツと15年総額7億6500万ドル(約1147億円)の契約を結んだことが発表された。ヤンキースからライバ…
ソトを加えたメッツはさらなる補強を画策しているようだ(C)Getty Images
今季ストーブリーグの最大の大物であるフアン・ソトがメッツと15年総額7億6500万ドル(約1147億円)の契約を結んだことが発表された。ヤンキースからライバルであるメッツへ、そしてMLB史上最高額の契約と、今オフの主役ともいえるソトが、まさにこれ以上ないほどのインパクトを放った。
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2024年、ポストシーズンでドジャースと最後までリーグ王者を争ったメッツが球界屈指のスター獲得に成功したことで、ワールドシリーズ制覇の可能性が大きく膨らんだと言っても過言ではないだろう。米メディア『SBNATION』でも、ソト加入となったメッツにこの上ない期待を寄せている。
現地時間12月10日、「ファン・ソトと契約したメッツは、次に何をすべきか?」と銘打ったトピックを配信。新加入のスラッガーの実力を掘り下げるとともに、ここからのチームの補強などについても論じる内容となっている。
「フアン・ソトは特別な選手であり、それを証明するのがこの契約だ」
プレーヤーとしてのポテンシャルをそう表現する同メディアは、過去にメッツに在籍し高い実績を残した、ジョン・オルルド、デビッド・ライト、マイク・ピアッツァといった強打者の成績と比較した上で、「ソトはメッツ史上最高の打者となる可能性がある」などと主張している。
また、今後のチームの方向性として、「メッツは、ソトとフランシスコ・リンドーアを中心にワールドシリーズを目指すチームを構築し始めることになる」と綴っており、攻守での各補強ポイントにも言及。先発陣に関しては、千賀滉大、デイビッド・ピーターソン、さらに新加入のフランキー・モンタスやクレイ・ホームズの名前を挙げている。
その上で、「6人ローテーションへの移行も検討されており、特にセンガとホームズにとって理にかなっているが、これにより先発投手の補強がさらに必要となる」などと説いている。
さらに同メディアは今オフ、ここからも新たな加入選手を獲得すると見通しながら、「今、疑いなく目標とすべきはワールドチャンピオンだ」と強調。「一塁手または三塁手」「DHをマルテと分担できる選手」「少なくとも1人の先発投手」「複数のリリーフ投手」などと補強ポイントを挙げながら、「ソトの獲得によって、メッツはあらゆる方向へと柔軟に舵を切ることが可能になった」と評した上で以下の様に記し、トピックを結んでいる。
「ロースターを改善するための明確な道筋がいくつかあるが、それをどう進めるかはデビッド・スターンズ次第だ。ただし、ソトを獲得したことで、メッツのメッセージははっきりしている。『ワールドシリーズを目指す』ということだ」
史上最高額でのソトの加入は、まだオフの大型補強の始まりでしかないのかもしれない。そして来るべき2025年シーズン、メッツの頂点への戦いは多くのファンを惹きつけることになりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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