チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第6節、アトレティコ・マドリーvsスロバン・ブラチスラヴァが11日にエスタディオ・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが3-1で勝利した。 ここまで3勝2敗で15位に位置するアトレティコ…

チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第6節、アトレティコ・マドリーvsスロバン・ブラチスラヴァが11日にエスタディオ・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが3-1で勝利した。

ここまで3勝2敗で15位に位置するアトレティコは、直近の公式戦9連勝中と絶好調。10連勝を目指した今回のホームゲームではCL5連敗で35位に沈むブラチスラヴァを迎え撃った。4-3で勝利した直近のセビージャ戦からはギャラガーに代えてリーノを起用した以外、同じメンバーを継続。アルバレスとグリーズマンの2トップを採用した。

地力で勝るホームチームは立ち上がりからボールを握ると、フィニッシュには至らずも、グリーズマンがボックス内でボールに触ってチャンスの糸口を見いだそうとする。

すると16分、相手陣内左サイドでのリーノの仕掛けからボックス手前左でボールを受けたアルバレスが右足を一閃。ややアウトにもかかったストレート性のミドルシュートがゴール右上隅の完璧なコースを射抜き、好調のアルゼンチン代表FWのゴラッソで先制に成功した。

以降はカウンターからバルセギアンにクロスバー直撃の際どいシュートを打たれて肝を冷やすも、引き続き主導権を握るアトレティコ。ボックス内に人数をかける相手に華麗な崩しとはならずも、前向きな中盤の選手を中心に再三のミドルシュートで追加点を目指す。

決定機まであと一歩という場面が目立ったが、42分にはボックス手前のバリオスが右サイドバックからボックス右へ飛び出したジョレンテへ絶妙な斜めのフィードを供給。ジョレンテが右足で折り返した浮き球のボールをゴール前で競り勝ったグリーズマンが頭で押し込んだ。

鮮やかなチームプレーによって2点リードで試合を折り返したアトレティコはバリオスを下げてコケをハーフタイム明けに投入。だが、立ち上がりにはボックス内での交錯でDFラングレがストレレツを倒してしまい、PKを献上。これをストレレツに決められて1点差に詰め寄られる。

だが、57分にはボックス手前のコケからの高速スルーパスをボックス左で見事に足元で収めたグリーズマンが左足シュートを流し込み、すぐさまリードを2点に戻した。

この得点によって主導権を完全に掌握したアトレティコは前がかる相手を引っくり返しながら、グリーズマンとアルバレスの2トップを中心にゴールへ迫っていく。

さらに、70分過ぎには殊勲の2トップにリーノを下げてセルロート、ギャラガー、リケルメとフレッシュな3選手をピッチに送り出し、ゲームクローズとともにさらなる追加点を目指していく。

セルロートらが幾度かのチャンスを決め切れずも、このまま2点差を維持して試合を終えたアトレティコが、公式戦10連勝を達成。一方、6戦全敗となったブラチスラヴァの敗退が決定した。

また、リールvsシュトゥルム・グラーツは、ホームのリールが3-2で勝利した。

12位のリールと29位のシュトゥルム・グラーツによる一戦は打ち合いの展開に。リールが前線終盤までに2点を先行したが、シュトゥルム・グラーツも前半終了間際と後半立ち上がりの連続ゴールで2点差を追いつく。

以降は一転して一進一退の攻防が続いたが、ホームのリールは途中投入のハラルドソンが81分に値千金の勝ち越しゴールを奪取。このまま逃げ切ったリールが接戦を制して今大会4勝目を手にした。

アトレティコ・マドリー 3-1 スロバン・ブラチスラヴァ

【アトレティコ】

フリアン・アルバレス(前16)

アントワーヌ・グリーズマン(前42、後12)

【スロバン・ブラチスラヴァ】

ダビド・ストレレツ(後6[PK])

リール 3-2 シュトゥルム・グラーツ

【リール】

オサメ・サハラウィ(前37)

ミッチェル・バッカー(前47)

ハコン・アルナル・ハラルドソン(後36)

【シュトゥルム・グラーツ】

オタル・キテイシュヴィリ(前49)

ミカ・ビエレス(後2)