「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は中盤戦を迎えており、各地で熱戦が繰り広げられている。なかでも注目されるのが女子の上位争い。昨季プレーオフで争った3チームが今季もリーグ戦で上位につけている。◆平野美宇、勝率“100%”キープで…
「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は中盤戦を迎えており、各地で熱戦が繰り広げられている。なかでも注目されるのが女子の上位争い。昨季プレーオフで争った3チームが今季もリーグ戦で上位につけている。
◆平野美宇、勝率“100%”キープで3部門トップの好スタッツ コーチ不在の環境も「甘えがなく卓球に向き合えている」
■KA神奈川は平野、張本美らが好調
昨季のTリーグでは木下アビエル神奈川が首位通過し、日本生命レッドエルフ、日本ペイントマレッツとともにプレーオフに進出。しかし、ファイナルでは日本生命が下剋上する形で2年ぶりの優勝を決めた。
そんななか、今季のリーグ戦をリードするのが昨季は3位だったニッペM。今季国際大会で躍進を遂げた大藤沙月や同学年の横井咲桜、世界卓球に出場経験もある橋本帆乃香や佐藤瞳を擁したチームはここまで12勝3敗。充実の戦いぶりで首位を固めている。
ニッペMを追うのが昨季の首位チーム。KA神奈川は直近の2連戦を1勝1敗で終え、ここまで10勝2敗で勝ち点は35。平野美宇、張本美和と五輪出場メンバーに木原美悠、長﨑美柚も控えるチームは質量ともにトップクラス。中盤以降の戦いによって首位を捉える可能性は十分にある。
■WTT福岡で3カ月ぶりに公式戦復帰
昨季2位からプレーオフファイナルを制した日本生命は、ここまで8勝6敗で勝ち点は31。首位のニッペMを10差、KA神奈川を4差で追う立場となっている。
そんなチームの起爆剤として期待されるのは早田ひな。パリ五輪時の負傷により欠場が続いていた早田だが、11月の「WTTファイナルズ福岡2024」でおよそ3カ月ぶりに復帰すると、9日に日本生命からTリーグへのベンチ入り再登録が発表された。昨季のプレーオフでもチームを優勝に導いた不動のエースの働きが、上位2チームとの争いを左右する。
今季好調を維持するニッペMがリーグをけん引し、五輪メンバーを揃えるKA神奈川、日本生命が上位を狙う構図となっている今季のTリーグ女子。“3つ巴”の様相を見せてきたなか、プレーオフ進出をかけた戦いが続く。
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