PGAツアーでアジア勢最多の通算10勝を誇る松山英樹が、日本開催の新たなトーナメントへ早くも気合をにじませた。2025年から「ベイカレントクラシック」(横浜CC)の開催が発表。11日、都内で行われた記者発表会のトークセッションに出席して意…
PGAツアーでアジア勢最多の通算10勝を誇る松山英樹が、日本開催の新たなトーナメントへ早くも気合をにじませた。2025年から「ベイカレントクラシック」(横浜CC)の開催が発表。11日、都内で行われた記者発表会のトークセッションに出席して意気込みを問われ、「2025年大会で勝つことが目標です」と力強く話した。
近年では2018年に稲森佑貴が制した「日本オープン」の舞台となり、昨年から国内男子ツアー「横浜ミナトチャンピオンシップ」を開催している横浜CC。「ベイカレントクラシック」では西コースの16ホールを含めた東西両コースの複合レイアウトを採用する予定だ。
松山もプライベートで何度もラウンド経験があるコース。「グリーン周りにすごく特徴がある。試合になったら、グリーンスピードが13フィートか14フィートくらいになると思う。傾斜が強くて、カップを切れる位置があるのかなって思うんですけど…」と難しさを語りつつ、世界最高峰のツアーでプレーする選手たちのプライドも背負っているかのように続けた。「(優勝争いの)スコアはたぶん20アンダーくらい行くんじゃないかなと思ってますけど、それはPGAツアーの選手のレベルの高さだと思います」
日本でのPGAツアー初開催だった2019年「ZOZOチャンピオンシップ」ではタイガー・ウッズと優勝争いを演じて2位。そして、「マスターズ」制覇からの凱旋でもあった21年大会ではカップを誇らしげに掲げた。同年にコロナ禍で無観客開催だった8月「東京五輪」の分まで母国のファンに歓喜の瞬間を届けた。
現在世界ランキング7位のトップランカー、日本の第一人者として譲れない思いは新たなタイトルスポンサーを迎えた大会でも変わらない。「そこ(ハイレベルな選手が集まる中)でしっかりと日本人選手代表として、ぜひ勝てるように頑張りたい」と頼もしく言った。(編集部・亀山泰宏)