鹿児島ユナイテッドFCは10日、モンテディオ山形のGK藤嶋栄介(32)が完全移籍で加入すると発表した。 藤嶋は熊本県出身…
鹿児島ユナイテッドFCは10日、モンテディオ山形のGK藤嶋栄介(32)が完全移籍で加入すると発表した。
藤嶋は熊本県出身で、大津高校、福岡大学を経て、2014年にサガン鳥栖に正式加入。その後はジェフユナイテッド千葉や松本山雅FCへの期限付き移籍を経験した。
2018年にはレノファ山口FCへ完全移籍。2019年には川崎フロンターレへ期限付き移籍し、2020年に完全移籍へ移行した。
川崎Fでは出場機会がないまま、2020年10月に山形へ完全移籍。今シーズンは天皇杯で2試合ゴールマウスに立ち、在籍5シーズンではJ2リーグで通算32試合、天皇杯で通算3試合プレーした。
山形を離れ鹿児島に加わる藤嶋は、両クラブを通じてコメントしている。
◆鹿児島ユナイテッドFC
「鹿児島ユナイテッドFCに関わる皆さん初めまして。モンテディオ山形から加入致します藤嶋栄介です。生まれ育った九州でプレーするご縁を頂けた事に本当に感謝しています」
「今回、僕のサッカー人生の全てを賭ける思いでこの鹿児島ユナイテッドFCに移籍して来ました。24シーズンに山形で試合に来た時の、白波スタジアムの雰囲気は鹿児島のサッカー熱をもの凄く感じさせられました。あの素晴らしい雰囲気の中でプレー出来るのを本当に楽しみにしています。鹿児島の為に全てを尽くします。絶対にJ2に戻りましょう!」
◆モンテディオ山形
「この度チームを離れることになりました。2020年の9月28日に、残暑の残る川崎から半袖、半ズボンで初めて山形の地に降りた時『山形めちゃくちゃ寒いな〜』と思った事を今でも鮮明に覚えています。僕が来てからはコロナで無観客や、人数制限、声出し応援が出来なかったりと規制が多い中での試合が多く、初めての全席声出し応援を聞いた時の迫力。NDソフトスタジアム山形が青に染まった時の感動は目に焼き付いています」
「ケガで在籍期間の半分を離脱していたり、出た試合でパスミスして失点したり。本当に迷惑ばかりかけて、本当はもっともっと力になりたかったのに力になれずすみませんでした。苦しい事や楽しい事、本当に沢山の経験をさせてもらいました。その中でも圧倒的に苦しいことが多いはずなのに、思い出すのは楽しい思い出ばかりです。試合に勝ったあとゴール裏のみんなと最高の笑顔で飛び跳ねたブルイズ。本当に一生忘れません」
「この4年で『山形めちゃくちゃ寒いな〜』ってイメージは『山形めちゃくちゃ熱いな〜!』に変化しました。自信持って言えます。山形最高でした。本当に山形を大好きにさせてくれてありがとうございました。これからもモンテディオ山形の事が大好きです。またこの山形に貢献できる日を楽しみに次の鹿児島に行ってきます。4年間僕と苦楽を共に歩んでくれたモンテディオ山形に関わる全ての方にこの場を借りてお礼を言わせてください」
「会社の方、選手、スタッフ、ファンサポーターの方々、スポンサー企業の方々。本当に本当にありがとうございました。鹿児島をJ2に上げてきます。J2に上がった時には山形と試合が出来ない事を心から祈っています」