若手が台頭で躍進期待されるフィリーズ「ローテーション投手は壊滅的」 7年総額1億5500万ドル(約172億5000万円)…

若手が台頭で躍進期待されるフィリーズ「ローテーション投手は壊滅的」

 7年総額1億5500万ドル(約172億5000万円)の大型契約の4年目となる今年、シーズン終了後に契約を破棄し、フリーエージェント(FA)になれる「オプトアウト」の権利を持つヤンキースの田中将大投手。今季は12勝11敗で、防御率は自己ワーストの4.73と浮き沈みのあるシーズンを送っており、契約破棄に踏み切る可能性は低いとの見方もあるが、その去就には注目が集まっている。

 そんな中、米メディアは田中について、もしFAになった場合にはナ・リーグ東地区のフィリーズが獲得に動く可能性があると指摘している。ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」が「マサヒロ・タナカ? マーカス・ストローマン? フィリーズが今オフ狙うべきインパクトのある投手たち」と題した特集記事を掲載。候補の中には、今オフのメジャー挑戦決断に注目が集まっている日本ハムの大谷翔平投手の名前も挙がっている。

 まずは「フィリーズ・ベースボールはフィラデルフィアで再び息を吹き返した」と指摘。2007年から地区5連覇を達成し、08年には世界一に輝くなど黄金期を築いていたフィリーズだが、その後は低迷してきた。今季も58勝91敗で地区最下位に沈んでいるが、生きのいい若手が次々と現れている。

「記録的なリース・ホスキンスのホームランに、アーロン・ノラ、オデュベル・ヘレーラ、アーロン・アルテールといった若手選手、さらにニック・ウィリアムズ、JP・クロフォード、ホルヘ・アルファーロという期待のルーキーたちの出現により、2017年のワースト・チームは来季もっともっと良くなるだろう」

 記事では、このように紹介。その上で「しかし、投手陣に目を向けると、ノラ以外のローテーション投手は壊滅的だ。もしチームが来年夏の時期に本気で上位争いを狙うなら、信頼できる投手2人の獲得が必須だろう」と主張し、FA市場とトレード市場からそれぞれ5投手ずつの獲得候補をピックアップしている。

大谷がポスティングシステムでのメジャー挑戦なら「狙わずにはいられないだろ?」

 FA市場の中でまず登場するのが、「マサヒロ・タナカ」だ。寸評では「今季の防御率4.73、FIP4.39という数字に騙されてはいけない。田中は大物投手であり、2014年以降の655.2回で防御率3.53という数字を残している」と評価。当然、田中の決断次第となるが「もしヤンキースとの残り契約を破棄すれば(報道によればヤンキースは彼を手放す方向とされている)、フィリーズは長期契約で獲得を狙うだろう」と予想している。田中がFAを選択すれば、ヤンキースは再契約に動かないとの見方だ。

 さらに、ジェイク・アリエッタ(カブス)、ランス・リン(カージナルス)、アレックス・カッブ(レイズ)に続いて「ショウヘイ・オオタニ」の名前も登場する。寸評では「狙わずにはいられないだろ?」の一言の後に、大谷獲得への可能性について言及しているが、ポイントは“二刀流容認”となりそうだという。

「フィリーズはこれまで、近代におけるベーブ・ルースとして話題にあがる日本の二刀流選手との関係性を語られることはなかった。しかし、もしスカウトがメジャーでの二刀流の可能性を見いだせるのであれば、フィリーズは予算を投じて思い切った選択に出るだろう」

 フィリーズ以外にも、二刀流起用を前面に押し出して大谷獲りを目指す球団はありそうだ。

 その他、トレード市場の獲得候補については、マーカス・ストローマン(ブルージェイズ)、ゲリット・コール(パイレーツ)、ケビン・ゴースマン(オリオールズ)、ジェイク・オドリッジ(レイズ)、アーロン・サンチェス(ブルージェイズ)の名前が列挙されている。

 まずは、田中がどのような決断をするのか、大きな注目が集まる。(Full-Count編集部)