【明治安田J1リーグ】ヴィッセル神戸 3ー0 湘南ベルマーレ(12月8日/ノエビアスタジアム神戸)【映像】顔と頭が「激突」で流血… あわや大事故の瞬間だった。ヴィッセル神戸のMF山口蛍と湘南ベルマーレのMF田中聡が、空中戦の際に頭と顔が激突…

【明治安田J1リーグ】ヴィッセル神戸 3ー0 湘南ベルマーレ(12月8日/ノエビアスタジアム神戸)

【映像】顔と頭が「激突」で流血…

 あわや大事故の瞬間だった。ヴィッセル神戸のMF山口蛍と湘南ベルマーレのMF田中聡が、空中戦の際に頭と顔が激突。それでも治療の末に両者ともに再び立ち上がってプレーを続行し、彼らの心意気にファンも「気持ちを感じるな」と感心していた。

 J1リーグ最終節の神戸vs湘南戦で、スタジアムが騒然とする瞬間があった。神戸が連覇に向けて3-0とリードして迎えた88分、湘南の田中がボールを浮かせて神戸のDF酒井高徳をかわし、そのまま前進した。すると、中に浮いたボールに対して、田中と山口が飛び込んで激突。前者の頭と後者の顔がヒットし、解説の松木安太郎氏も思わず「危ない!」と叫ぶ事態となった。

 同じく解説を務めた林陵平氏は「故意ではないですからね。あそこでボールに突っ込むのは気持ちもいります」とコメント。松木氏も同じく「山口選手の場合は交代したばかりだから特にボールへいくでしょうね」と、ピッチに倒れた2人を思いやった。

 両者ともに頭部から出血したが、包帯を巻くなどの止血を行ってからプレーが再開。その際には山口から田中に声がけするシーンも見られ、ともに試合終了のホイッスルが鳴るまでピッチに立ち続けた。

 この一連の流れに視聴者は、「これは危ない!」「顔面じゃねぇかよ…」「大丈夫か?」「頭は怖い…」「結構ガッツリぶつかってるな」と反応。一方で「気持ちを感じるな」「心配だけどこういうガッツは好き」と、出血しながらもプレーを続けた彼らの姿勢を称賛する声も寄せられていた。

 なお、試合は神戸が3-0で勝利。山口は優勝シャーレを掲げる場面では頭に包帯を巻いていたが、その後に行われたホーム最終戦セレモニーでは外しており、チームメイトとともに連覇の喜びを分かち合っていた。

(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)