「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は8日、神奈川県の平塚総合体育館にて行われ、日本ペイントマレッツは木下アビエル神奈川と対戦。ゲームカウント3ー1で勝利した。◆平野美宇、勝率“100%”キープで3部門トップの好スタッツ コーチ不…

「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は8日、神奈川県の平塚総合体育館にて行われ、日本ペイントマレッツは木下アビエル神奈川と対戦。ゲームカウント3ー1で勝利した。

◆平野美宇、勝率“100%”キープで3部門トップの好スタッツ コーチ不在の環境も「甘えがなく卓球に向き合えている」

■最終ゲームで競り勝ち勝利もたらす

暫定首位のニッペMとホーム2連戦目のKA神奈川の首位攻防となった試合で3番手の橋本帆乃香は張本美和と対戦。今季のシングルスでは9戦全勝だった相手に立ち上がりを支配して2ゲームを奪取した。張本美が攻勢を仕掛けた第3ゲーム以降は2ゲームを奪い返されるなど相手の流れになる時間もあったが、最終ゲームは8-8からの3連続得点で逃げ切り勝利をもたらした。

橋本は試合後に「(KA神奈川は)どのメンバーが出ても強い選手が揃っているチームなので、どの試合も気が抜けない。本当に難しい対戦であると思っていたんですけど、3-1で勝つことができて嬉しいですし、びっくりしている部分もある」と結果に驚きつつも、「レギュラーシーズンの優勝に向けてはいい形で勝てたのかなと思う」と首位を固めたチームの戦いぶりに安堵した。

日本でもトップ選手に成長した張本美については「前回の木下アビエルとの対戦時に佐藤(瞳)選手が0-3で張本選手に負けていた。自分の試合は今までに対戦はあったので、あとで動画で見直したりとか、相手の特徴をイメージして対策した」と試合前の準備を明かし、「3、4ゲーム目以降は相手が攻めてくる展開が増えて、自分が焦って凡ミスが出てしまった」と試合途中の相手の対応についても振り返った。

■大藤、横井らが国際大会で飛躍

勝ち点を41に伸ばしたニッペMは、この日ダブルスで奮闘した大藤沙月、横井咲桜の同学年コンビや、橋本とは「WTTファイナルズ福岡2024」のダブルスで優勝した佐藤瞳など、国際大会でも活躍を続けるメンバーが揃っている。

そんな環境での練習について「すごくありがたいこと」と切り出した橋本は、「お互いが刺激しあって、ライバルが近くにいるなかで練習できるというのはなかなかない環境だと思う。だからこそ強くなれるというか、停滞せずに右肩上がりでやっていけてるのかなと思います」と充実のシーズンを過ごすチームでの戦いに満足感を示した。

ニッペMは昨季、レギュラシーズンは3位に終わったなか今季は開幕から順調に勝ち点を積み重ねる。個々で活躍する選手が目立つなか、首位でのプレーオフ進出に向けて最高の形で2024年最終ゲームを戦い抜いた。

◆平野美宇、大藤沙月に国際大会のリベンジで10戦全勝  言及した“対若手選手”への心構え「相手を崩すようなイメージ」

◆「何が正解か分からない」張本美和、指揮官も評価の“勝ち切る力” 苦戦もフルゲーム撃破、思い出の地・平塚で「一歩成長できた」

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