テゲバジャーロ宮崎は8日、GK植田峻佑(36)との契約満了を発表した。 植田は千葉県出身で、八千代高校、環太平洋大学を経…

テゲバジャーロ宮崎は8日、GK植田峻佑(36)との契約満了を発表した。

植田は千葉県出身で、八千代高校、環太平洋大学を経て、2011年に福島ユナイテッドFCへの入団が決定。しかし、東日本大震災が発生した影響で、九州サッカーリーグのヴォルカ鹿児島(鹿児島ユナイテッドFCの前身)に入団した。

2014年からはチーム統合により鹿児島ユナイテッドFCに所属。2018年に北信越フットボールリーグ1部のサウルコス福井に加わるもチームが解散し、2019年からは継承された福井ユナイテッドFCに所属した。

2020年に当時日本フットボールリーグ(JFL)のテゲバジャーロ宮崎へ移籍。5年目の今シーズンは明治安田J3リーグの2試合に出場した。

宮崎では公式戦通算66試合プレー。退団が決まった植田はクラブを通じてコメントしている。

「テゲバジャーロファミリーの皆さん今年も沢山の応援ありがとうございました。いつもご支援頂いてるスポンサーはじめ関係者の皆さま日頃からお世話になり感謝しております。今シーズンでテゲバジャーロ宮崎を離れる事になりました。少し長くなりますが自分の気持ちを書かせて頂くのでお付き合い下さい」

「私は夏に妻に宣言したミッションがあります。それは『宮崎を絶対にJリーグに残留させる!!』ことです。嬉しい事に夏に他チームから力を貸してほしいとオファーも頂きました。試合にも絡めない中で自分の力を必要としてくれるチームがあるのは嬉しい事でしたが、このチームに踏み止まらせたのは地域リーグからテゲバの歴史を築き上げて来てくれた選手やスタッフへの思いです」

「選手やスタッフだけの力ではこのミッションは達成は不可能でした。皆さん1人1人の力のおかげで残留することができました。本当にありがとうございました!!」

「なぜ私がこんな話を皆さんに伝えた真意は、皆さんに思いを引き継いで貰いたいからです。チームを作るのはサポーターの皆さんはじめ地域の皆さんです。皆さんがテゲバジャーロ宮崎の歴史を紡いでいってください。そしてさらに大きなクラブに成長させて下さい!」

「試合には最後まで出られませんでしたが、全力で毎日取り組んだので後悔はありません。自身が思うようにいかないのも人生の面白さでもあり、うまくいかないからこそ自分自身を更に成長させてくれます」

「最後になりますが私にサッカーする環境を与えてくれた小林前会長をはじめとするエモテントの皆さんにも敬意を表したいです。子供たちを我が子のように可愛がって優しく接してくれた宮崎の皆さんにもお礼を言わせて下さい。家族で本当にお世話になりました。ありがとうございました! 今年もたくさんの事をこのチームで学び吸収させて頂きました。ありがとうテゲバジャーロ宮崎! 目指せJ2!!」