今オフの目玉として世界的な関心事となっているソト。(C)Getty Images ヤンキースからFAになり、今オフ最大の…

 

今オフの目玉として世界的な関心事となっているソト。(C)Getty Images

 

 ヤンキースからFAになり、今オフ最大の目玉選手として注目されているフアン・ソトを取り巻く情勢は、日々刻々と変化している。

 契約水準は文字通り歴史的レベルに達しつつある。現地時間12月7日には、ニューヨークの日刊紙『New York Post』がヤンキース、メッツ、レッドソックス、ブルージェイズの4球団が、昨オフに大谷翔平選手がドジャースと合意したプロスポーツ史上最大契約の総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)と同等もしくはそれ以上の条件が提示したと伝えた。

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 桁外れのパワーと優れた選球眼で今季まで7年連続出塁率.400&OPS.850以上をクリア。20年には首位打者を獲得するなど、26歳にして「球界最強打者」の声価を受けているソト。それだけに契約金の高騰は必然と見られてきた。

 まさに空前絶後の争奪戦の様相を呈しているソトのFA交渉。そんな傑物の獲得にとりわけ熱心とされているのが、ニューヨーク2球団だ。「1、2日以内に歴史的結末を迎える可能性もある」と獲得レースの現状を伝える『New York Post』は、「ヤンキースとメッツはMLBの記録的領域である7億1000万~7億3000万ドルの範囲にオファー規模を引き上げた」と伝えている。

 また、同紙はかねてから獲得が囁かれていたドジャースについては「獲得が噂される他の4球団の中で最も低い入札額を提示した彼らは魅力的ではあるが、依然として最も可能性が低い移籍先とみられている」と指摘している。

 球界の酸いも甘いも知る剛腕スコット・ボラス氏を代理人とするソト。そのサポートを受けながらの交渉は順調に進み、まもなく終わりを迎えそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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