J1のサンフレッチェ広島が、今季限りで引退するMF青山敏弘のホーム最終戦での雄姿をSNSに投稿した。まさに「背中で語る…
J1のサンフレッチェ広島が、今季限りで引退するMF青山敏弘のホーム最終戦での雄姿をSNSに投稿した。まさに「背中で語る」一枚に、感動の声が広がっている。
サッカー選手にとって、逃れられない宿命がある。どれほどの名手であろうとも、いつの日かスパイクを脱がねばならないのだ。
今季の終了を待たずして、多くのJリーガーが引退の意思を表明している。周囲からまだできるはず、続けてほしいと願われながらも、選手たちは次のステージへと進むことを決断する。
青山も、そんなひとりだ。引退表明後の直近試合でゴールまで決めてしまったのだから、ファンの現役続行を願う思いが高まるのも当然だろう。
広島の年内ラストゲームとなったACL2の東方戦で、自ら有終の美を飾るようなゴールを決める。それだけでも十分に美しいストーリーだが、物語はそこで完結してはいなかった。
クラブはSNSに、東豊戦当日と思われる青山の写真を投稿。そのメッセージの強さに、多くの人が心を揺さぶられた。
■「惚れる背中」
写真に添えられているのは、「6」という文字とハートマークだけ。その背番号6をカメラに向けて、青山はスタジアム内を歩いていく。ただそれだけで青山の表情も分からないが、訴える力は相当に強い。この写真を目にした人々は、たまらず感激の声を上げた。
「この後ろ姿かっこよすぎ!!」
「惚れる背中」
「映画のワンシーンやん」
「絵になるね~」
「俺が広島サポだったら今も泣いてると思う」
「この写真良すぎる… また泣いてしまうよ」
「額縁に飾りたいレベル」
物語は、まだ終わらない。今週末に迎える最終節で、広島は勝点1差を逆転しての優勝を狙う。現役として迎えるラストゲームが終わった時、青山はどんな表情を浮かべているのか。