男子テニスの国別対抗戦、デビスカップ・ワールドグループ・プレーオフ「日本対ブラジル」(9月15~17日/大阪・靭テニスセンター/ハードコート)の最終日、第4試合のエース対決で日本の杉田祐一(三菱電機:単42位)がチアゴ・モンテーロ(単11…

 男子テニスの国別対抗戦、デビスカップ・ワールドグループ・プレーオフ「日本対ブラジル」(9月15~17日/大阪・靭テニスセンター/ハードコート)の最終日、第4試合のエース対決で日本の杉田祐一(三菱電機:単42位)がチアゴ・モンテーロ(単116位)と対戦。第1セットを6-3で先取した杉田が第2セットも6-2で奪い、日本がワールドグループ残留に王手をかけた。

 今シーズンの杉田は7月にアンタルヤ(ATP250/グラスコート)でATPツアー初優勝を飾り、8月にはシンシナティ(ATP1000/ハードコート)でマスターズ1000の大会で初の8強入り。グランドスラムでは、ウィンブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)と全米オープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で2回戦に進出している。両者は今回が初対戦となる。

 初日に行われたシングルスは、第1試合でエースの杉田がギジェルメ・クレザ(単244位)を6-2 7-5 7-6(5)で、第2試合は添田豪(GODAI:単139位)が相手エースのモンテーロを3-6 6-4 6-3 6-7(1) 6-4で下して日本が2連勝。この日行われたダブルスでは、ブラジルのマルセロ・メロ(複3位)/ブルーノ・ソアレス(複12位)が日本のマクラクラン勉(複138位)/内山靖崇(北日本物産:複461位)を7-6(2) 6-4 6-2で破り、日本が2勝1敗で王手をかけている。

 日本は、東京・有明コロシアムで行われたワールドグループ1回戦(2月3~5日/室内ハードコート)でデ杯で過去9度の優勝を誇るフランスに1勝4敗で敗退。3年連続でワールドグループ残留をかけたプレーオフを戦っている。

 ブラジルはアウェーで行われたアメリカ大陸ゾーン グループ1部の2回戦(エクアドル・アンバート/4月7~9日/クレーコート)で、エクアドルを5勝0敗で倒してプレーオフに進出。2015年以来のワールドグループ復帰を目指している。

 試合方法は3日間にわたって行われる1チーム4人の団体戦で、初日に「シングルス1、シングルス2」の2試合、2日目にダブルス1試合、最終日に「シングルス1同士」「シングルス2同士」の対戦(リバースシングルス)が行われる。全5試合のうち、先に3勝したチームが勝者となる。

※文中の世界ランクは9月11日付◇   ◇   ◇

【ワールドグループ・プレーオフ 日本 2-1 ブラジル】

●第1日 9月15日(金)

第1試合 シングルス ○杉田祐一(三菱電機:単42位)6-2 7-5 7-6(5) ●ギジェルメ・クレザ(単244位)

第2試合 シングルス ○添田豪(GODAI:単139位)3-6 6-4 6-3 6-7(1) 6-4 ●チアゴ・モンテーロ(単116位)

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●第2日 9月16日(土) 、第3日 9月17日(日)

中止

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●第4日 9月18日(月)

第3試合 ダブルス ●マクラクラン勉(複138位)/内山靖崇(北日本物産:複461位)6-7(2) 4-6 2-6 ○マルセロ・メロ(複3位)/ブルーノ・ソアレス(複12位)

第4試合 シングルス 杉田祐一(三菱電機:単42位)vs チアゴ・モンテーロ(単116位)

第5試合 シングルス 添田豪(GODAI:単139位)vs ギジェルメ・クレザ(単244位)(テニスマガジン/Tennis Magazine)

※写真はデビスカップ・ワールドグループ・プレーオフ「日本対ブラジル」(大阪・靭テニスセンター)のエース対決でブラジルのチアゴ・モンテーロから2セットを連取した杉田祐一

Photo:OSAKA, JAPAN - SEPTEMBER 18: Yuichi Sugita of Japan plays a forehand in his singles match against Thiago Monteiro of Brazil during day four of the Davis Cup World Group Play-off between Japan and Brazil at Utsubo Tennis Center on September 18, 2017 in Osaka, Japan. (Photo by Kiyoshi Ota/Getty Images)