サッカー元日本代表で、関東リーグ1部の南葛SCに所属するMF稲本潤一(45)が4日、現役引退を発表し、都内で会見を開いた。今後は指導者の道を歩むと宣言。2002年のW杯日韓大会で日本初のベスト16入りに貢献するなど、小野伸二、高原直泰ら1…
サッカー元日本代表で、関東リーグ1部の南葛SCに所属するMF稲本潤一(45)が4日、現役引退を発表し、都内で会見を開いた。今後は指導者の道を歩むと宣言。2002年のW杯日韓大会で日本初のベスト16入りに貢献するなど、小野伸二、高原直泰ら1979年生まれの「黄金世代」を支えてきた1人が、28年のプロ生活に別れを告げた。稲本潤一との一問一答は以下の通り。
-引退のことを誰かに相談したのか。
「家族に一番には。もう『お疲れさまでした』という声をいただきました。子どもたちは、まだちょっと(状況が)分かっていないかなと」
-南葛SCへの思い。
「子どもの頃から読んでいた『キャプテン翼』が主体のチーム。クラブの理念、目指すところもすごく高い。僕も高いところを目指したいと入った。ただ、この3年で(JFLへ)昇格させられなかったのは残念」
-今の日本代表をどう見ているか。
「すごくいい方向に向かっているし、どんどん強くなっている。この調子でいけば…と思う。(W杯)優勝にも近づいていると思う」
-今後について。
「これだけやっていると現場を離れるのはすごく寂しくなる。指導者の道に行くと思う。現場で悔しかったり、楽しかったりという思いを常にしていきたい」
-黄金世代の仲間からメッセージは。
「79年組のLINEグループがあるので(引退報告を)会見前にした。播戸から『おまえが現役か現役じゃないのかというイジりができないのは寂しい』というLINEが来ました(笑)」