ヤクルトの新入団選手発表会が4日、都内で行われ、ドラフト2位のモイセエフ・ニキータ外野手(17)=豊川高=は村上の後継者になるべく、質問魔になる意欲を示した。報道で25年シーズンが一緒に戦えるラストイヤーだと知り、「少しでも話す機会があれ…

 ヤクルトの新入団選手発表会が4日、都内で行われ、ドラフト2位のモイセエフ・ニキータ外野手(17)=豊川高=は村上の後継者になるべく、質問魔になる意欲を示した。報道で25年シーズンが一緒に戦えるラストイヤーだと知り、「少しでも話す機会があれば打撃を聞きたい。吸収して自分の成長につなげていきたい」と貪欲に盗んでいく覚悟だ。

 憧れの選手と同じユニホームを着て戦う巡り合わせに、モイセエフは瞳を輝かせた。だが、その機会を得るためには1軍という大きな壁があることも事実。「1年目は体作りも大切になってくると思う。その中でも少しでも1軍の試合に出られたらいい」と高卒ルーキーとして足元を見つつ、野望も言葉にした。

 高津監督も「大きさっていうのは非常に感じました。ムネ(村上)が入ってきた時もやっぱりちょっとそういう雰囲気もあった」とほうふつとさせるスケール感に太鼓判を押した。登録名は「かっこいいから」とモイセエフに決定。目標はトリプルスリーだ。「神宮に立って、チームの日本一に貢献できる選手になりたい」。大きな背中を目指していく。