議論紛糾の「ゴールデン・アットバット」 ドジャース・大谷翔平投手を抑えてもまたすぐ打席に出てくる!? 米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は2日(日本時間3日)、ロブ・マンフレッドコミッショナーの話として、1試合に1度だけ、打順…

議論紛糾の「ゴールデン・アットバット」

 ドジャース・大谷翔平投手を抑えてもまたすぐ打席に出てくる!? 米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は2日(日本時間3日)、ロブ・マンフレッドコミッショナーの話として、1試合に1度だけ、打順に関係なく“最強打者”を打席に送る新ルール「ゴールデン・アットバット」の導入を協議していると報じた。しかし、レジェンド投手は新ルールに“呆れ”ているようだ。

「ゴールデン・アットバット」は1試合に1度だけ、“重要な場面”で最強打者が打席に入れるというもの。同誌によれば「そのルールは、まだまだ話題に上がっている段階」としているものの、「ルールがゆくゆく採用されれば、スコアカードは本当にぐちゃぐちゃになる」と指摘。このニュースは日米問わず大きな議論を呼び、「野球が終わる」「ひどい話」「意外と面白いかも」などと意見が寄せられている。

 しかし、通算354勝を記録し、歴代最多7回のサイ・ヤング賞を誇るロジャー・クレメンス氏は“不満”を隠せないようだ。3日(同4日)に自身のX(旧ツイッター)を更新し、「仮説に基づいた話だが……無死満塁でオオタニを打席に迎える。彼から三振を奪う。そして、彼ら(ドジャース)はこのルールを使って彼に打席に残らせ、またオオタニと勝負しなきゃいけないのか?」と意見を述べた。

 ドジャースの話でいえば、今季54本塁打&134打点の2冠となった大谷が最強打者に相当し、個人の単位でいえば打席数が増える可能性もある。しかし、野球の根幹にかかわるルール変更とあり、今後の議論の進捗に注目が集まる。(Full-Count編集部)