V・ファーレン長崎は4日、下平隆宏監督(52)の契約更新を発表した。 柏レイソルや、横浜FC、大分トリニータで監督を歴任し、今年1月にヘッドコーチとして長崎入りの下平氏だが、続投するはずだったファビオ・カリーレ前監督にサントスとの二重契約が…

V・ファーレン長崎は4日、下平隆宏監督(52)の契約更新を発表した。

柏レイソルや、横浜FC、大分トリニータで監督を歴任し、今年1月にヘッドコーチとして長崎入りの下平氏だが、続投するはずだったファビオ・カリーレ前監督にサントスとの二重契約が発覚。2月から急きょ正式に指揮を執る格好だったが、今年10月の新スタジアム開業もあったなかで、J2リーグでクラブ記録の22戦連続無敗を成し遂げたりと3位フィニッシュでJ1昇格プレーオフに進出した。

そのプレーオフの準決勝で7年ぶりのJ1復帰を逃したが、J2リーグで得点ランキング2位タイの18ゴールを決めたマテウス・ジェズスらを軸に最多74得点のチームを作り上げるなど手腕を発揮。来季から役員体制が変わるなか、続投が決定し、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントをしている。

「はじめに、2024シーズン熱いご声援・ご支援をいただき誠にありがとうございました。今シーズンはこれまでお世話になったトランスコスモススタジアム長崎からピーススタジアムに移転という、クラブとして大きな転機を迎えました」

「そんな節目のシーズンで、J1昇格できるよう覚悟をもって取り組んで参りましたが、僅かに自動昇格には届かず、またプレーオフでも敗退という、胸をえぐられるような悔しい結果となってしまいました。熱い応援を送ってくださった皆様の期待に応えられなかったことを心から申し訳なく思っています。今シーズン、味わった悔しさを糧に来年こそはJ1昇格できるようにチーム一丸となって戦います」

「2025シーズンは、我々のホームピーススタジアムで新エンブレムを纏い、いつも熱い声援を届けてくれるファン・サポーターの皆様と共に、J1 昇格という最高の瞬間を迎えられるように精一杯頑張って参ります。今後も更なるご支援とご声援のほどよろしくお願いいたします」