朝倉海は12月7日(日本時間8日)、「UFC310」のメインマッチでフライ級王座をかけて現王者アレッシャンドリ・パントージャと対戦する。
RIZINで実績を積み上げた朝倉にとっては、米国デビュー戦でいきなりのビックマッチ。現王者相手にどんなファイトを披露するか日米の格闘技ファンからも注目を集めているが、海外ブックメーカーでも戦前オッズがすでに設定されている。
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■パントージャ優勢も、KO勝利への期待あり
朝倉を迎え撃つパントージャはここまで33戦28勝5敗(8KO、10サブミッション)。2023年7月にUFCフライ級王座を手にすると、2度の防衛にも成功とその実力は折り紙付きだ。対日本人では、2018年11月に佐々木憂流迦と対戦するとリアネイキドチョークで1ラウンド勝利を収めている。
近年は故障など不運もあった朝倉は、2023年大晦日に行われたフアン・アーチュレッタ戦以来の実戦。25戦21勝4敗(13KO、3サブミッション)だが、初となるUFCの舞台でどこまで持ち味を発揮できるか注目だ。
海外大手ブックメーカーである「bet365」は「UFC310」の戦前オッズを公開しており、4日時点ではパントージャ勝利が「1.36」、朝倉勝利が「3.25」とパントージャ優位の情勢となっている。
ただし、興味深いのは判定勝利(パントージャ4.00、朝倉10.00)や一本勝ち(パントージャ2.87、朝倉29.00)と異なり、KO勝利に関しては朝倉優位のオッズ(パントージャ5.50、朝倉5.00)がつけられている点。元谷友貴やアーチュレッタを沈めたテンカオを筆頭に、朝倉の一撃で試合を決める打撃力には一目置かれているようだ。
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下馬評を覆し、朝倉がUFCに新たな歴史を刻むのか。これ以上はない米国デビュー戦は間近に迫っている。
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