大谷は今季球史に残る活躍を見せた(C)Getty images 年末の風物詩と言えば「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」。その年間大賞は阿部サダヲ主演のTBSドラマ「不適切にもほどがある!」の略称「ふてほど」に決まり…
大谷は今季球史に残る活躍を見せた(C)Getty images
年末の風物詩と言えば「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」。その年間大賞は阿部サダヲ主演のTBSドラマ「不適切にもほどがある!」の略称「ふてほど」に決まりました。
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実はこの「新語・流行語大賞」は毎年、「何が選ばれても批判される」とある意味、「ネタ化」していることでも知られています。
つまり「年間大賞発表」→「SNSで『どうしてこれなの?』とブーイングの声がバズりまくる」→「その結果、年間大賞のニュースが広まっていく」という流れが「定番化」しているのです。
それでも、スポーツ紙のデスクはこう語気を強めます。
「今年はドジャース・大谷翔平の『50-50』で決まりだと思っていました。一面を空けて待っていたほどです(笑)。テレビでもネットでも大谷のニュース量は群を抜いていましたし、数少ない世の中が明るくなるニュースでしたから。ところがふたを開けてみたら『ふてほど』とは…。大谷とは社会的な影響力、認知度が全然違う。クドカンのドラマ愛好者は確かに夢中になったかもしれませんが、そりゃあないだろと思いましたよ」
そして、こう続けるのです。
「選考委員サイドとしては、野球ネタが年間大賞に選ばれる例が多いことに批判が集まっていることから、『絶対に野球ネタは選ばない』という意地があったのではないでしょうか」
確かに…。野球ネタの年間大賞受賞は下記の通りです。
15年 「トリプルスリー」
16年 「神ってる」
21年 「リアル二刀流/ショータイム」
22年 「村神様」
23年 「アレ(A.R.E.)」
つまり、「絶対に4年連続の野球ネタを阻止しなくては、またSNS上でどんな批判を受けるか分からない」というバイアスがかかったからこそ、本来は正々堂々と野球ネタの「50-50」が受賞するにふさわしい年なのに、“敢えて”「ふてほど」が選ばれたという見立てです。これには球界関係者からブーイングが起きるのも、もっともな話です。
しかし…。こうして侃々諤々の話題になっている時点で、「年間大賞=ふてほど」はある意味、正解だったのかもしれません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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