11月3日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)のリーグステージ第6節が行われ、横浜F・マリノスがセントラルコースト・マリナーズ(オーストラリア)とのアウェイ戦に臨み、4−0の快勝を収めた。そのダメ押しの4点目とな…

 11月3日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)のリーグステージ第6節が行われ、横浜F・マリノスがセントラルコースト・マリナーズ(オーストラリア)とのアウェイ戦に臨み、4−0の快勝を収めた。そのダメ押しの4点目となったMF天野純のビューティフルFK弾に称賛の声が寄せられた。

 11月30日のリーグ戦から長距離移動を経て迎えた中2日での試合となったが、その心配をよそに立ち上がりからペースを掴む。前半6分に井上健太のゴールで先制すると、さらに同30分に井上が2点目、さらに同36分にアンデルソン・ロぺスもゴールを奪い、前半を終えて3−0のリードを奪った。

 だが、最も“美しいゴール”は後半25分の4点目だった。決めたのは、33歳となった左利きの技巧派MF天野だった。

 この試合で途中出場だった天野は、ゴール真正面、約23mの位置で得た直接フリーキックのチャンスにボールをセットする。そしてリラックスした助走から力強く踏み込み、左足でボールをインパクト。放たれたシュートは、勢い良く壁の上を越えた後に曲がりながら縦回転も加えて鋭く落ち、ゴール右上の隅へ。相手GKが一歩も動けないパーフェクトかつビューティフルなFK弾をゴールネットに叩き込んだ。

■「3点分に値するキックでしょこれ」

 この天野のFK弾にファンは驚嘆。試合を中継したDAZN日本語版公式エックス(旧ツイッター)が「マリノスのレフティの系譜」と題してゴールシーンを公開すると、次のようなコメントが寄せられた。

「くっそ綺麗なドライブカーブでインポスト美しい。虹がかかった」
「縦回転フリーキック炸裂」
「ホント俊輔の蹴り方に似てるな〜」
「3点分に値するキックでしょこれ」
「技術点で5点ぐらい欲しい」

 この一戦を4-0で勝利した横浜FMは、ACLEのリーグステージ6試合を終えて4勝1分け1敗とし、ベスト16進出へ大きく前進した。11月30日のリーグ戦でもゴールを決めた天野の左足は、アジア舞台でも輝いている。

いま一番読まれている記事を読む