近年稀に見る絶不調に陥っているマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、現状を語った。イギリス『BBC』が伝えた。 プレミアリーグ5連覇を目指すシティは、シーズン開幕から順調に勝ち点を積み上げ、首位のリバプールを追いかける2…
近年稀に見る絶不調に陥っているマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、現状を語った。イギリス『BBC』が伝えた。
プレミアリーグ5連覇を目指すシティは、シーズン開幕から順調に勝ち点を積み上げ、首位のリバプールを追いかける2位につけていた。
しかし、10月30日に行われたカラバオカップ(EFLカップ)4回戦のトッテナム戦で今シーズン初黒星を喫すると、続くプレミアリーグ第10節のボーンマス戦でも敗戦。その後のCLスポルティングCP戦、プレミアリーグのブライトン&ホーヴ・アルビオン戦、トッテナム戦と公式戦5連敗。CLフェイエノールト戦は3-0で勝利するかと思われたが、残り15分で3失点を喫してまさかの3-3のドロー。そして1日のリバプール戦も2-0で完敗に終わった。
公式戦7戦未勝利、1分け6敗と絶不調のシティ。4日にはノッティンガム・フォレストとのプレミアリーグを控えており、リーグ戦4連敗を止めたい試合だ。
グアルディオラ監督は試合に向けた記者会見で、今季のプレミアリーグ優勝について問われ、現実的な目標ではないとした。
「過去の結果を踏まえれば、大きな目標(プレミアリーグ優勝)を考えるのは大きな間違いだ。我々は、自分たちに近いチームに勝利し、そのアドバンテージを生かしてトップ4に近づく必要がある」
「リーグ2位のチームになることはそう遠くはないが、全ては一貫性だ。リバプールはチームとして素晴らしいが、ただ戦って試合に勝利する必要がある。我々は一歩ずつ前進しなければならない」
現在5位、トップとの差は「11」と数字上は可能だが、リバプールがそこまで取りこぼす可能性は難しい状況。ファンからは現状に批判的な声が多くあがる中、グアルディオラ監督はサポートを求め、戦い続けるだけだとした。
「ファンはこの10年間に選手たちが何をやってきたのかを知っている」
「ファンは我々がサポートを必要としていることを知っている。選手たちも人間であり、状況を変えるためにあらゆる手段を講じるだろう」
「我々はただプレーし、次の試合のことを考えなければならない。他に方法はない。自分たちを憐れんではいない。それが現実なのだ」