元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が2日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。8日(日)に京都競馬場で行われる阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)出走馬の中から、馬体…

 元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が2日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。8日(日)に京都競馬場で行われる阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。

 田井氏は複数頭をピックアップしたが、「現時点の筋肉の成熟度では抜けている印象」とリリーフィールド(牝2、栗東・小崎憲厩舎)を真っ先に挙げた。430kg前後と小柄な馬体ながら、「臀部の筋肉が大きく膨らみ、半腱半膜様筋、大腿二頭筋も2歳馬離れした質の高さを誇る」と絶賛。「キャリア3戦全てで上がり3F最速をマークしているのにも納得がいく」と述べた。

 デビュー2戦目の函館2歳Sは差し届かずの6着。だが同レースは、「胴長体形で小回り適性が他に劣っていたことを考えれば致し方なし」と解説し、「当時、後方から伸びていたのはリリーフィールドとヤンキーバローズだけ。ヤンキーバローズは京王杯2歳Sで3着と好走していたから、やはりこの2頭の能力は高かった」と分析した。

 広い京都外回りに替わった前走のもみじSは圧勝。「前半3F34秒4はレースレコードが出た昨年とまったく同じラップで、それを経験できたのは大きな意味があるはず」と田井氏も高く評価する。「父モズアスコットは芝・ダ両方のマイルGIを勝っていますし、ゆとりある馬体の作りを見ても距離延長はOK。レジェンド武豊騎手に手綱が戻るのも心強い」と快走を期待した。