陸上女子100メートル障害日本記録保持者で、パリ五輪代表の福部真子(29)が3日、自身のSNSで菊池病(組織球性壊死性リンパ節炎)と診断されたことを公表した。 頸部(けいぶ)のリンパ節が腫れて熱が出る良性の病気で、「原因不明の病気に加えて…

 陸上女子100メートル障害日本記録保持者で、パリ五輪代表の福部真子(29)が3日、自身のSNSで菊池病(組織球性壊死性リンパ節炎)と診断されたことを公表した。

 頸部(けいぶ)のリンパ節が腫れて熱が出る良性の病気で、「原因不明の病気に加えて珍しい病気で検索しても詳しいことわからんくて。(絶望) でもネット上の体験談がかなり頼りになったし心の支えになったので私も残しておきます」として、最初にリンパに痛みが出た10月の症状発生からの経過をつづった。

 11月には高熱などが約2週間続いた状況に「精密検査の結果、おそらく菊池病でしょうと仮診断。いつ治るかも個人差があるし、特効薬はないのでとにかく落ち着くのを待つしかないと言われまじ絶望オブ絶望。悪性の病気じゃないしいつかは治るって分かっとるけど。え、これいつまで続くん?死ぬんじゃけど?だった」「もう毎晩と言っていいほど涙が出たわ!」と苦悩を明かした。

 11月19日に正式な検査結果を受けて「このまま様子見るかステロイドを使うか。私はアスリートだしステロイドはドーピングに引っかかるし副作用もあるし飲むことへの抵抗はあったし悩んだ。でもTUE 申請さえすれば使っていい薬なわけだし、さすがにもうこの高熱の日々が限界すぎてその日からステロイドを使うことにした。(原則は申請して審査許可が出てから服用ってゆう流れじゃけど、緊急措置の場合はそれを証明する追加書類を病院の先生に書いてもらえればすぐ服用可能)」と治療を明かした。

 現在も治療中ながら様子を見ながら練習を再開。「体重は3キロ減って自慢のお尻とハムも皆無。5分jogしただけで膝が割れるような痛み」と、筋力が落ちた現状の姿の写真とともに伝えながら「公表するか迷ったけど、この投稿が誰かの役に立てば嬉しいし私の経験も無駄じゃないよね」と極力明るいトーンでつづっていた。