角田は13位、ローソンは14位に終わった(C)Getty Images F1第23戦カタールGPが現地時間12月1日に行われ、角田裕毅(RB)は3戦連続での入賞も期待されたが、13位という結果に終わった。マックス・フェルスタッペン(レッドブ…

角田は13位、ローソンは14位に終わった(C)Getty Images

 F1第23戦カタールGPが現地時間12月1日に行われ、角田裕毅(RB)は3戦連続での入賞も期待されたが、13位という結果に終わった。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季9勝目を飾り、2位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が入った。

【動画】角田裕毅が果敢なアタックで9位浮上&ローソンがスピンでコースアウトしたシーンを見る

 レースはスタート直後、隊列の後方で複数台が絡むアクシデントが発生したことによりセーフティカーが出動、5週目にリスタートという展開に。角田は最初のスタートで14番手から10位にポジションを上げており、再開直後にも目の前のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)をアウトからかわし、9位に躍り出るなど、序盤からアグレッシブな姿勢をみせている。

 しかし、レースが進むにつれ角田は後続のマシンに次々と追い抜かれポジションを落としてしまう。レース後半、3度目のセーフティカーが入った後、角田はタイヤ交換から何とか12位まで順位を上げるも、ペナルティにより順位を下げていたランド・ノリス(マクラーレン)に抜かれ13位でフィニッシュを迎えている。

 RBはリアム・ローソンも14位に終わり、チームとしてもカタールGPは厳しい戦いとなった。グランプリ終了後には、英メディア『PITTPASS.COM』でも、両ドライバーの声が紹介されており、レース内容への胸の内を明かしている。

 角田のコメントとして、「スタートは良かったし、順位を上げる絶好のチャンスだと思っていたが、その後はペースが上がらず順位を落としてしまった」と悔しさを滲ませており、「何がうまくいかなかったのかを理解するために、チーム一丸となってデータを見直し、今後のために学んでいきたい。アブダビは来週だ。シーズン最後のレースウイークエンドに向けてベストを尽くして臨みたい」と最終戦への想いを語っている。

 また、1年前もこのコースを走っているローソンは、「昨年もここで苦戦したし、厳しいレースだった。今季は大きなステップを踏んできたが、まだまだ足りない。最終的にはライバルたちに多くのポイントを奪われた」として今回の走りを振り返った。

 そして、同メディアではRBのローラン・メキース代表のコメントも伝えている。「金曜日のプラクティスから、パフォーマンスレベルという点では非常に難しい週末だった。このコースで必要なペースがなかったのは明らかだ」とやはり他チームとの差が顕著だったと指摘しており、次回のアブダビGPへ向けては、「サーキットでもファクトリーでも、チーム全員がRBとしての1年目を最高の形で締めくくるために懸命に働くだろう」と展望している。

 今回の悔しさを糧に、次戦のアブダビGPで角田、そしてRBチームの奮起がみられるか。今季の集大成となるレース、すべてを出し切るパフォーマンスを期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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