2歳GIに無類の強さを発揮する須貝尚介調教師が、クリノメイ(牝2)で阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)の4年ぶり4勝目を狙う。 須貝調教師は09年に開業。これまでにゴールドシップやジャスタウェイ、ソダシなどの名馬を…

 2歳GIに無類の強さを発揮する須貝尚介調教師が、クリノメイ(牝2)で阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)の4年ぶり4勝目を狙う。

 須貝調教師は09年に開業。これまでにゴールドシップやジャスタウェイ、ソダシなどの名馬を手掛け、JRAの重賞を51勝、GIを15勝している。また、2歳戦には滅法強く、重賞を14勝。これは中内田充正調教師の13勝を抑え、現役単独トップだ。また、GIは中内田調教師と並んでトップタイの4勝。阪神JFは12年にローブティサージュ、13年にレッドリヴェール、20年にソダシ、朝日杯FSは22年にドルチェモアで制している。

 今年の阪神JFにはクリノメイがエントリーしている。8月札幌の新馬(芝1500m)を3番手から抜け出して勝利。続く前走のサフラン賞は単勝18.4倍の4番人気だったが、中団からジワジワ伸びて、計ったように差し切った。決して派手さはないが、2歳馬離れした勝負強さの持ち主。今回は一気の相手強化となるが、マイルを差して勝った経験があるのは大きな強みだ。

 須貝調教師は阪神JFの過去3勝のうち、2勝を5番人気で挙げている。今年も人気ではライバルに譲りそうな雰囲気だが、決して侮れない。高配プレゼンターとなる可能性は十分にある。