セデーニョは今季チームトップの15本塁打をマーク(C)産経新聞社 2日、NPBから各球団の来年度の保留選手名簿と名簿から…

セデーニョは今季チームトップの15本塁打をマーク(C)産経新聞社
2日、NPBから各球団の来年度の保留選手名簿と名簿から外れた自由契約選手が公示された。
自由契約選手は楽天から電撃退団となった田中将大や今オフ移籍の目玉選手ともされる中日の絶対守護神を務めたライデル・マルティネスなど自らで自由契約を選択した選手のほかにも、育成再契約や引退した選手も含まれ、126名が名を連ねた。
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来季の戦いを見据えて、移籍市場が活発化する中、近年は日本球界で実績を残した選手が新天地で再び活躍するパターンも目立つ。その意味では今季はオリックスでプレーしたレアンドロ・セデーニョも注目選手とされる。
セデーニョはベネズエラ出身、2022年オフに育成契約でオリックスに入団。昨年5月に支配下契約を結び、9本塁打、34打点をマーク。同年に行われた日本シリーズにも出場するなど、経験を積んだ。今季は98試合に出場、チームトップの15本塁打を含む、打率.260を記録した。
特に開幕当初は好調をキープ、4月10日の楽天戦(京セラドーム)では来日初となる1試合2発を放つと、翌11日の同戦でも2試合連続となる4号ソロをマークするなど、長打力でチームをけん引。
1メートル94センチ、118キロの迫力ボディーから繰り出されるパンチ力あふれる打撃は、育成からスタートし、今後さらなる長距離砲への成長が見込まれていたとあって、今回の自由契約公示にはオリックスファンから惜しむ声も出ている。
一方で投高打低に苦しんだ球団は多く、中でも同じパ・リーグでチーム本塁打、チーム打率がともにリーグワーストと歴史的な貧打にあえいだ西武が獲得に動くかも注目されている。西武は打撃改善に関して、外国人選手補強で補っていく考えを示している。
またセデーニョは対楽天戦の打率が.351、6本塁打、18打点とハイパフォーマンスを示し、楽天の本拠地、楽天モバイルでの打率も.379と好相性を示している。抑えられた投手や打たれた野手を獲得するのは、補強の定石とあって、マイケル・フランコが残留となった楽天の判断も注目される。
特に打撃低迷に苦しんだ西武ファンからは「マジで来てほしい」とラブコールをSNS上で送られるなど、移籍市場でもひそかなキーマンになりつつある。
陽気な性格で、関西のファンからも愛された優良助っ人は果たして来季どこのユニホームを着ているのか。今後の動向も話題を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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