ホーナー代表はペレスがお気に入りのようだが…(C)Getty Images F1の2024年シーズンも大詰めを迎える中、第23戦カタールGPが終了、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表がセルジオ・ペレスの去就について言及した。今季前半から…
ホーナー代表はペレスがお気に入りのようだが…(C)Getty Images
F1の2024年シーズンも大詰めを迎える中、第23戦カタールGPが終了、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表がセルジオ・ペレスの去就について言及した。今季前半から不振が続いており、解雇の噂も囁かれてきたペレスへの発言を米メディア『Last Word on Sports』が伝えている。
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ペレスはすでに2年の契約延長が発表されているものの、第6戦マイアミGPを最後に表彰台からも遠のくなど成績が低迷。先月末には最終戦アブダビGPの後に、レッドブル首脳陣がペレスの今後を議論するミーティングを開くとも報じられていた。また、ペレスは今回のカタールGPでもポイント圏内を走っていたものの、レース中盤、後の再スタート時にトラブル発生でスピンしリタイヤという結果に終わっている。
『Last Word on Sports』では、カタールGP後、ホーナー代表によるペレスについてのコメントを掲載。「アブダビでのチェッカーフラッグまで彼を全力で支えることに集中している」と語っている他、「ただ、毎週憶測が飛び交う中、この状況がチェコにとって楽しいものではないのは明らかだ。彼は十分に年齢を重ね、賢明な人物だ。状況を理解しているはずだ」などと述べているという。
さらに、ホーナー代表からは、「チェコには自身で結論を出してもらう。誰も彼に対して無理強いはしない」との言葉も発せられており、ペレス本人に進退を決めさせるつもりであると明かしている。
また同メディアでも、これらの発言を受け、「契約を途中で解除するには多額の違約金が必要で、その額はおよそ2,000万ドルに上るとされている」と指摘。続けて「そのため、クリスチャン・ホーナーはペレスが自主的に離脱することを望んでいる。この場合、F1からの引退や休養を発表するという形が考えられる」などと見通している。
他にも、「もちろんペレスにはチームを去る義務はないが、レッドブルの忍耐が尽きたことを示す兆候は明らかだ。レッドブルはおそらく、ペレスが自発的にチームを去るよう働きかけるだろう」と予想しており、「レッドブルが現時点での選択肢に確信を持てていないとしても、ペレスとの契約の継続は誤りであるはずだ」として、今後における双方の関係性を論じている。
カタールGPの結果により、レッドブルの3季連続でのコンストラクターズタイトルの夢が潰えている。ペレスの長い不振が王座を逃す大きな要因となったことは明らかだ。最終戦終了後、チーム、そしてペレスはどんな結論を下すのか。その瞬間がまもなく訪れようとしている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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