ゴルフルールを統括するR&Aと全米ゴルフ協会(USGA)は2日付で適合ドライバーヘッドリストを更新。ピンの最新作とみられる複数のヘッド画像が掲載された。リストに登録されたモデル名は「G440」。これまでピンは「G400→G410→G425…
ゴルフルールを統括するR&Aと全米ゴルフ協会(USGA)は2日付で適合ドライバーヘッドリストを更新。ピンの最新作とみられる複数のヘッド画像が掲載された。
リストに登録されたモデル名は「G440」。これまでピンは「G400→G410→G425→G430」という流れできていたが、今回は「10」を足した「440」に落ち着いたようだ。
ラインアップは「G440 MAX」、「G440 SFT」、「G440 LST」の3機種(左利き用も入れると計6機種)。今後追加モデルがあるかは定かではないが、「MAX」、「SFT」、「LST」は「G430シリーズ」からの流れを踏襲している。今年2月に「G430 MAX 10K」を発売している同社。今後「G440」の10Kモデルも出るのだろうか。
細かく画像を見てみると、「G440 SFT」には前作「G430 SFT」から搭載された2通りの弾道調整機能がついていて、こちらはそれぞれ「DRAW」と「DRAW+」という文字が刻印されたウエートポートが確認できた。前作SFT同様につかまり系のヘッドと推測できる(画像はDRAW+ポジション)。
一方で「G440 MAX」のソール後方には「DRAW」「FADE」と刻印されたウエートポートが確認でき、ストレートも含めた3通りの弾道調整が可能な設計と推察できる。「G440 LST」も「MAX」同様にソール後方に3カ所のウエートポートが確認できた。前作「G430 LST」は440CCとシリーズ内唯一の小ぶりヘッドだったが、今回の「G440 LST」のサイズはどうなのだろうか。画像からは推測が難しい。
また、3機種ともにソールに「CARBONFLY WRAP」の文字が確認できる。G430シリーズではLSTのみに搭載されていた「カーボンフライ・ラップ・テクノロジー」で、クラウンをカーボンにすることによってヘッドを軽量化し、低重心化を実現していた。今作は「SFT」も「MAX」も同テクノロジーを搭載している模様。
性能の詳細、発売時期などは不明だが、このタイミングでリストオンされたということは、今週のタイガー・ウッズがホストするツアー外競技「ヒーローワールドチャレンジ」(もしくは欧州ツアー「ネットバンクゴルフチャレンジ」)で選手が使う可能性が高い。誰が使うのか、気になる方は欧米の試合をチェックしてみよう。