ハットトリックでチームを勝利に導いたJ1川崎フロンターレFW山田新への仲間たちからの“喝”に反響が寄せられた。 11月…
ハットトリックでチームを勝利に導いたJ1川崎フロンターレFW山田新への仲間たちからの“喝”に反響が寄せられた。
11月30日に味の素スタジアムで行われたJ1リーグ第37節で、川崎は激しい点の取り合いの末に5-4で東京ヴェルディに競り勝った。その中で3得点1アシストの大活躍を見せたのが、大卒2年目の24歳ストライカーの山田だった。
前半16分に自ら奪ったPKを決めると、同22分にヘディング弾で2点目を奪う。後半12分にファンウェルメスケルケン際のゴールをアシストすると、同20分にも自らのシュートの跳ね返りをマルシーニョが決めた。そして極め付けは4−4の後半アディショナルタイム、エリソンが頭で流したボールに走り込んで左足でのゴラッソ弾を決めた。
しかし、山田が“得点に絡んだ”のはそれだけではなかった。後半4分のCKでゴール前でのボール処理に失敗して東京VのDF谷口栄斗にゴールを許すと、同38分にも再びCKの守備時にゴール前でクリアミスし、再び谷口に決められた。
その“3得点&2失点”の山田に試合後、チームメイトたちは次々と声をかける。殊勲者であることを認めながら、遠野大弥が「シン!お前6点関わってるんだよ!」とピッチ上で山田を叱咤。ロッカールームに戻ってきた際も、控えの安藤駿介が「ナイスハットトリック」と声をかけた直後、ベテランの家長昭博が「クリアちゃんとせーよ」と厳しい言葉で山田を出迎えている。
■「“クリアちゃんとせーよ!”と言える選手は重要よ」
この試合後のシーンを川崎の公式エックス(旧ツイッター)が得点シーンも含めて動画で公開すると、SNS上には次のようなコメントが寄せられた。
「新アキさんに怒られてるw」
「ハットトリック決めてこんなに怒られる人初めて見たわw」
「最後のアキさん面白い笑 ほんとそれよ笑」
「アキのように勝ってもちゃんと“クリアちゃんとせーよ!”と言える選手は重要よ」
「なんか雰囲気よすぎて泣きそう」
家長の“喝”に続き、ロッカールームでは鬼木達監督が「よく勝ったとしか言いようがないな」「自分たちで苦しくしてけど、でも観てる人は面白いかも知れないな」の言葉に続いて「やっぱりサッカーはゴールだよ」と言って選手たちを労っており、ファンからは「オニさんの言葉が素敵だ」との声も寄せられていた。