【ラ・リーガ】ソシエダ 2-0 ベティス(日本時間12月2日/アノエタ) 【映像】超加速縦突破→逆足クロスの瞬間 日本を代表する男のキレは増すばかりだ。ソシエダに所属するMF久…
【ラ・リーガ】ソシエダ 2-0 ベティス(日本時間12月2日/アノエタ)
日本を代表する男のキレは増すばかりだ。ソシエダに所属するMF久保建英は、主戦場である右サイドでパスを受けると、相手との間合いを測りながら縦へドリブルを仕掛け、利き足とは逆の右足でクロスを供給。ゴールには繋がらなかったものの、試合序盤にチャンスを演出した場面にはファンも大きな期待を寄せている。
久保の光るプレーが飛び出したのは、ラ・リーガ第15節、ソシエダがベティスをホームに迎えた一戦の6分だった。自陣ゴール前、右サイドの深い位置に攻め込まれながらボールを回収した久保が起点となって攻撃を開始。一度は相手に奪われたものの、チームは再び回収して中央から右サイドへと展開してゴールを狙っていった。
右足でトラップした久保は、いつものように左足で細かくボールを触りながら前進し、対峙するベティスの左SBロマン・ペローとの間合いを測っていた。そして、右足でまたいでボールを左足の後ろ側に置くと、相手の重心が右足側に移った瞬間、左足でボールを持ち出して一気に縦へと仕掛けたのだ。これにより一瞬にして相手との距離を作り出すと、ボックス右外の位置から右足を振り抜き、中央へのクロスを送り届けた。
走り込んできたMFブライス・メンデスとはわずかに合わず相手にクリアされたものの、立ち上がりに決定的なチャンスを生み出すプレーで存在感を示した。このシーンにはファンも「キレの良いフェイントで右サイドを突破しクロスを上げる久保ォ」「今日も調子良さそう」「キレキレなドリブルしてるな」「久保今日もキレキレ笑」とSNSでポジティブなリアクション。実際、この日は、UEFAヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第5節から中2日で行われた試合であり、疲労が残る中でのホームゲームだった。とはいえ、87分までプレーして1得点・1アシストと大活躍したELの好感触が残っていたのか、この日も右サイドの"タケゾーン"を軸に存在感を示していた。
試合は、ソシエダが14分にオウンゴールで先制した後、31分には久保とFWミケル・オヤルサバルの連係からボックス内でPKを獲得して追加点を奪取。この試合でもゴールに関与してプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれるなど、日本代表MFはチームに不可欠な選手として、公式戦2連勝へと導いた。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)