前週「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を終え、今季の国内男子ツアーの全試合が終了。河本力が3シーズン連続3度目の「ドライビングディスタンス賞」を受賞し、2日に行われた日本ゴルフツアー機構(JGTO)表彰式に登壇した。プロ初年度の2022年は…
前週「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を終え、今季の国内男子ツアーの全試合が終了。河本力が3シーズン連続3度目の「ドライビングディスタンス賞」を受賞し、2日に行われた日本ゴルフツアー機構(JGTO)表彰式に登壇した。
プロ初年度の2022年は315.74yd、23年は322.58yd、今季は319.25ydと前年を少し下回る数字に少しの悔しさが残ったが、2位の余松柏(台湾)に10.78yd差をつけて今年もトップに立った。「この飛距離がなかったら注目してもらえない。(飛距離は)男子ツアーの魅力でもあると思うので、世界で一番平均飛距離の出る選手になりたい」と来季に向けて意気込んだ。
飛ばしの秘訣のひとつが柔軟性。「肩回りとか股関節とか、昔からです」と、小さいころに経験した水泳、中高生で行っていたサッカー、陸上、空手なども柔軟な体の形成に生きている。来季に目指す数字は、「あえて挙げるとしたら325ydは平均でいきたい」。自己ベストの更新を目指しつつ、来季は強みを増やすために「いろいろ取り組んでいきたい」と全体的な底上げを目指す。
今季スタッツにおいて平均飛距離以外でトップ10に入ったのは、8位のバーディ率(4.250)と3位のイーグル率(6.545)のみだった。姉の河本結とともに「姉弟で年間王(賞金王)・年間女王を獲ろうというモチベーションで。総合力の高い選手になるために、30cmのパットまで完璧にこなせるように」とショートゲームの強化を誓い、来季目指すのはタイトルの「総なめです」と笑顔で豪語した。(編集部・谷口愛純)