ゴルフルールを統括するR&Aと全米ゴルフ協会(USGA)は2日付で適合ドライバーヘッドリストを更新し、キャロウェイの最新作とみられる複数のヘッド画像が掲載された。 公開された4タイプともソールの中央部分には「ELYTE」という文字が刻まれ…

R&AとUSGAの適合リストに掲載されたキャロウェイ最新1Wとみられる画像(R&A/USGA)

ゴルフルールを統括するR&Aと全米ゴルフ協会(USGA)は2日付で適合ドライバーヘッドリストを更新し、キャロウェイの最新作とみられる複数のヘッド画像が掲載された。

公開された4タイプともソールの中央部分には「ELYTE」という文字が刻まれている。同社の新モデルは、2022年「パラダイム」、23年「パラダイム Ai スモーク」と続いたシリーズから刷新され、今回は新たな別シリーズが登場する可能性が高そうだ。

適合リストにはフェース素材に関する記載があり、すべてに「Ai10X FACE」という新たなテクノロジー名が確認できた。23年モデルでは「Ai スマートフェース」と呼ばれるAIを駆使したフェースが採用されており、シリーズの大きな特徴となっていた。新しいモデルにも“AI”の文字が含まれ、AIのさらなる進化が施されていると推測できる。

スタンダードモデル「ELYTE」(左)とツアー仕様とみられる「◆◆◆」(R&AとUSGA)

公開画像によると、タイプ名は「ELYTE」「ELYTE X」「ELYTE MAX FAST」「ELYTE ◆◆◆」の4種類。スタンダードモデルとみられる「ELYTE」のソール後方に「FADE」「NEUTRAL」「DRAW」と刻印されたウエートポートが搭載されていることから、弾道調整が可能な設計と推察できる。また、ソールのフェース寄りにも埋め込みウエートが確認できた。「◆◆◆」はヘッド前方と後方それぞれに埋め込み式のウエートが搭載されている。

ソール後方に2つの可変式ウエートが搭載されている「X」(左)と「MAX FAST」(R&A/USGA)

「X」と「MAX FAST」には、ソール後方に2つの可変式ウエートが搭載されている。また、従来の「MAX FAST」のネック部は軽量化を図るために接着型ホーゼルが採用されていたが、今作では調整機能付きのホーゼルを採用しているように見受けられる。

同社の最新ドライバーは例年、1月の米国男子ツアー新年初戦でお披露目されるケースが多いが、このタイミングで“リストンオン”されたということは、今週のタイガー・ウッズがホストするツアー外競技「ヒーローワールドチャレンジ」(もしくは欧州ツアー「ネットバンクゴルフチャレンジ」)で選手が使うのだろうか? 新ドライバーの動向を注視しておきたい。