シーホース三河はバイウィーク明け初戦となる11月30日(土)、12月1日(日)、ホームの刈谷市体育館で横浜ビー・コルセアーズとの同地区対決を行なった。Game1。前半は司令塔の久保田がシーズンハイとなる18得点を挙げてオフェンスを牽引し、…

 シーホース三河はバイウィーク明け初戦となる11月30日(土)、12月1日(日)、ホームの刈谷市体育館で横浜ビー・コルセアーズとの同地区対決を行なった。

Game1。前半は司令塔の久保田がシーズンハイとなる18得点を挙げてオフェンスを牽引し、後半はディフェンスをカイゼンして、レイマンが3Pシュート&ダンク祭を開催。17点差で快勝し、白星スタートを切った。

迎えたGame2。同様に前半は両者一進一退の攻防となる。オーガストが18得点・13リバウンドの活躍を見せチームを牽引すると3Qに横浜BCを突き放しそのまま快勝、バイウィーク明けホーム2連勝を飾った。

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―試合結果―
2024年11月30日(土)
三河 〇 84 – 67 ● 横浜BC
(三河通算成績 10勝5敗)

1Q 三河 24–22 横浜BC

久保田の積極プレーで好スタートも、横浜BCの外国籍選手を止められず接戦に

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

リーグ再開を待ちわびたファン・ブースターの大青援の後押しを受け、#11久保田が3Pシュート、バスケットカウントの連続得点で6-0と好スタートを切る。横浜BCに3Pシュートで反撃されるが、#11久保田がアグレッシブなリングアタックで連続得点を挙げて10-3とリードする。

3Pシュートに当たりがこない中、横浜BCに#8クラークの3Pシュートなどアウトサイドから高確率に得点されて12-11と1点差に詰め寄られると、開始5分に#8クラークにリバウンドを押し込まれて12-13と逆転を許す。

#10レイマンのドライブで対抗するが、横浜BC#15ラベナに連続得点を許して拮抗した展開に。残り2分には横浜BC#8クラークにファストブレイクからダンクを叩き込まれて嫌なムードが漂うが、すぐにハドルを組んでカイゼン。#54ガードナーがリバウンドをねじ込み、#10レイマンのスティールから#18角野がファストブレイクで得点して同点に追いつく。#7長野のフリースロー、#7長野と#54ガードナーのコンビプレーで逆転して、2点リードで最初の10分を終える。

2Q 三河 46–39 横浜BC (三河 22–17 横浜BC)

久保田 前半だけで18得点でオフェンスを引っ張る

スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。

#18角野の3Pシュートで先手を取り、#32シェーファーのリバウンドから#10レイマンがバスケットカウントを奪って30-22と一気に突き放しにかかる。

しかしその後は、横浜BCの激しいディフェンスにターンオーバーを誘発されて流れを手放し、#8クラーク、#4イングリスに得点を重ねられて31-34と逆転される。

#54ガードナーのリバウンドで踏みとどまり、#11久保田と#0オーガストのホットラインで逆転に成功。さらに絶好調の#11久保田はダブルクラッチで自ら得点を奪うと、スキップパスで#13須田の3Pシュートをお膳立て。残り2分にもピックアンドロールからインサイドに切り込んで得点と、的確なゲームメイクでオフェンスを牽引する。

横浜BCのタイムアウト明けも、#11久保田はドライブで畳み掛けて主導権を渡さない。終了間際にも#11久保田がフローターで得点し、7点リードで試合を折り返した。

3Q 三河 60–49 横浜BC (三河 14–10 横浜BC)

固いディフェンスで10失点に封じ、二桁リードで4Qへ

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

横浜BC#4イングリスに先制されるが、#19西田(優)がドライブからフリースローを獲得して応戦する。

後半もアウトサイドシュートのタッチに苦しむが、#54ガードナー、#10レイマンがインサイドで得点を積み上げ、残り5分に#10レイマンのドライブから#54ガードナーがゴール下を決めて54-44とリードを二桁に広げる。

ゾーンディフェンスで横浜BCのオフェンスのリズムを狂わせ、#0オーガストのリバウンドで加点。残り45秒には#32シェーファーがリバウンド争いでハッスルし、そこから#10レイマンがダイナミックなユーロステップで得点して、11点リードで最終Qへ突入した。

4Q 三河 84–67 横浜BC (三河 24–18 横浜BC)

3Pシュート&ダンク祭りを開催。17点差でバイウィーク明け白星発進

スタートは、#7長野、#10レイマン、#16西田(公)、#18角野、#32シェーファー。

開始早々、#16西田(公)が連続で3Pシュートを沈めて66-49とリードを15点に広げる。横浜BCはタイムアウトを取るが、#18角野、#10レイマンが次々と3Pシュートを浴びせてリードを20点台に乗せ、横浜BCに再びタイムアウトを取らせる。

横浜BCは#4イングリスの連続得点で喰らいつくが、再び#18角野がディープ3Pシュートを突き刺す。

残り5分に#7長野の流れるようなパスからダンクを決めたのを皮切りに、#10レイマンのダンク祭りが開催。残り4分にもスティールからダンクをお見舞いすると、その1分後には#18角野とのコンビプレーからダンクを決めて2000人のファンを沸かせる。

守っては最後まで足を動かして24秒バイオレーションを誘発するなど、横浜BCに付け入る隙を与えない。

残り1分に、#5元澤のB1初得点となる3Pシュートがリングに吸い込まれると、会場は大歓声に包まれた。そのまま84-67の17点差で快勝し、バイウィーク明け白星スタートを切った。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

後半、特に3Qは良いディフェンスができたと考えています。3Qの10分間を10点に抑えることができたこと、誰がプレーしていてもこのようなQにすることができたことは素晴らしいと思います。

バイウィークの約3週間で、自分たちのディフェンスを忘れてしまっていたようなプレーもあったのですが、後半では自分たちの大切にしているアイデンティティを発揮することができて良かったと思います。

―試合結果―
2024年12月1日(日)
三河 〇 83 – 65 ● 横浜BC
(三河通算成績 11勝5敗)

1Q 三河 17–16 横浜BC

激しいリードチェンジを繰り広げる中リードを保つ

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

デザインプレーから#13須田がファウルを受けつつ3Pシュートを射抜き、“4点プレー“を成功させ先制する。#0オーガストがインサイドでファイトすると、開始3分にはジャンプシュートを決め切りオフェンスを牽引する。横浜BC#8クラーク、#14大庭の得点で8-10と逆転を許すが、直後に#10レイマンのキックアウトから#11久保田が冷静に3Pシュートを沈め再び前に出る。残り2分、#54ガードナーがインサイドで強さを見せると、リバウンドでもハッスルしフリースローを獲得。横浜BC#4イングリスにジャンプシュートを決められるが、#10レイマンがフリースローを決め返し17-16とリードを保ち1Qを終える。

 

2Q 三河 43–37 横浜BC (三河 26–21 横浜BC)

横浜BCの外国籍選手の得点に苦しむが、オーガストが10得点の活躍を見せる

スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。

#54ガードナーがリバウンドを押し込んで先制。横浜BCのファストブレイクから失点するが、#10レイマンとの2メンゲームから#54ガードナーがゴール下で得点を重ねる。しかし、横浜BCのインサイドアタックを止められずリードを広げられない。横浜BC#8クラークのペイントアタックで21-22とリードを奪われると三河がタイムアウトを要求。開始2分半、#7長野の華麗なアシストが#10レイマンの得点をお膳立、さらには横浜BCのミスから#0オーガストが強烈なダンクを叩き込みチームを鼓舞する。オフィシャルタイムアウト明け、#11久保田が華麗なダブルクラッチで会場を沸かすと、#10レイマンも続いて3Pシュートで応戦し30-29と逆転に成功する。その後は横浜BCが決めれば三河が決め返し、拮抗した展開が続く。#10レイマン、#0オーガストが連続で得点を挙げると、ラストプレーを#13須田が3Pシュートで締め括り大歓声に包まれながら試合を折り返す。

3Q 三河 63–52 横浜BC (三河 20–15 横浜BC)

多彩なオフェンスで横浜BCを突き放す

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

#4イングリス、#8クラークを中心にオフェンスを組み立てる横浜BCに対して、#0オーガスト、#19西田(優)が個人技で対抗。開始3分には#11久保田が果敢なドライブからバスケットカウントをもぎ取り主導権を奪う。さらには横浜BCのアーリーオフェンスに対して、#11久保田と#54ガードナーがハリーバックし、横浜BCに得点を与えない。開始4分、#19西田(優)がピックアンドロールから加点し流れを手繰り寄せると、#54ガードナーのキックアウトから#13須田が3Pシュートを突き刺し、55-44と一気に二桁リードを築き上げる。横浜BCのタイムアウト明けもオフェンスの手を緩めない。#0オーガストがゴール下で体を張って得点に繋げると、#11久保田もタフな3Pシュートを射抜き60-46とリードを拡大する。その後も#54ガードナー、#10レイマンがペイントアタックからフリースローを獲得、63-52と二桁リードで4Qに突入する。

 

4Q 三河 83–65 横浜BC (三河 20–13 横浜BC)

強度の高いディフェンスで横浜BCに反撃の糸口を与えず快勝

スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。

ゾーンディフェンスで横浜BCの得点を停滞させると、#7長野の技ありのドライブ、#54ガードナーの強烈なパワーアタックでリードを広げる。横浜BC#8クラークを中心に得点を重ねられ69-59と点差を詰められるが、#54ガードナーの柔らかなフローターで踏み止まる。オフィシャルタイムアウト明けも、#19西田(優)が積極的にドライブを仕掛けオフェンスを牽引。残り1分半、#11久保田が3Pシュートを決めると、#10レイマンもステップインからバスケットカウントをもぎ取る。最後まで全員がエナジー全開のディフェンスで横浜BCのオフェンスを停滞させ、最終スコア83-65でホーム2連勝を飾った。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

総じて昨日と同じような展開になったと思います。

1点、オープンなシュートが入らなかったり、シュート確率が悪かったことが違う点です。

ただ、「シュートの確率は自分たちではコントロールすることはできないが、ディフェンスは自分たちでコントロールできる」と常々考えています。コミュニケーションだったり・チームのルールを徹底することなどです。

その中で今日の試合は後半を15点・13点と抑えるようなディフェンスをすることができて良かったと思います。

 

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