1日、J1昇格プレーオフ準決勝のV・ファーレン長崎vsベガルタ仙台がPEACE STADIUM Connected by SoftBankで行われ、アウェイの仙台が1-4で勝利した。 今シーズンの明治安田J2リーグを3位で終えた長崎。勝ち点…

1日、J1昇格プレーオフ準決勝のV・ファーレン長崎vsベガルタ仙台がPEACE STADIUM Connected by SoftBankで行われ、アウェイの仙台が1-4で勝利した。

今シーズンの明治安田J2リーグを3位で終えた長崎。勝ち点「1」差で自動昇格圏内の2位に届かなかったが、リーグ戦は5連勝フィニッシュ。引き分けでも勝ち上がることができ、決勝もホームで迎えられる状況のなか、7年ぶり2度目のJ1の舞台を目指す。

対するリーグ戦6位の仙台。最終節で滑り込みのPO進出を手にした。4年ぶりのJ1復帰にはアウェイでの2連勝が求められる状況。まずはリーグ戦で1勝1分けの相手を下しての決勝進出を狙う。

緊張感が漂いつつ、互いにアグレッシブに入った序盤。長崎の秋野央樹がセカンドボールから左足ミドルを狙うと、仙台は中島元彦の直接FKが枠を捉える。

長崎がボールを握る時間が多いながら、互角の攻防で推移。仙台はよりダイレクトにゴールへ向かい、中島の右クロスからエロンのワンタッチパス、飛び出した真瀬拓海がループで狙うというチャンスも作り出す。

すると29分、押し込む仙台は相良竜之介のシュートがヴァウドのハンドを誘い、PKを獲得。中島が中央に蹴り込み、大きな先制点を得た。

ビハインドを背負った長崎は左サイドから笠柳翼がカットインシュート。37分にもロングボールから最終ラインの裏へ飛び出していく。

ハーフタイムにかけて攻勢を強めた長崎だったが、前半アディショナルタイムのエジガル・ジュニオのシュートは枠の右。こじ開けられないまま前半を終える。

1点を追う長崎は後半頭から2枚替え。松澤海斗と山田陸を送り出してテコ入れを図る。

しかし、またもネットを揺らしたのは仙台。53分、郷家友太が右サイドのゴールライン際で粘ると、真瀬が中央へラストパス。エロンが右足ダイレクトで合わせ、ニアサイドに決めた。

苦しくなった長崎はイエローカードをもらっていたヴァウドに代えて櫛引一紀を投入。センターバックを入れ替えると直後の61分、エジガル・ジュニオの落としから松澤が切り込んでシュートに持ち込むが、仙台GK 林彰洋がストップする。

仙台は追加点を奪ったエロンがシュート後に足を攣るアクシデント。交代を要求すると、このタイミングでオナイウ情滋、松井蓮之と2枚のカードを切る。

すると68分、仙台に大きな3点目。右サイドから崩すとボックス内で真瀬、オナイウ情滋と繋ぎ、シュートのこぼれ球に郷家。胸トラップから勢い良く蹴り込み、アウェイチームがさらにリードを広げる。

窮地に立たされた長崎。残していた2枚の交代カードも使い切ると、76分にようやく反撃。松澤が左サイドで仕掛けると、中央で受けた山田の横パスをマテウス・ジェズスが左足ダイレクトで流し込んだ。

あと2点が欲しい長崎だが、仙台も攻撃の手を緩めず。残していた交代枠も使いつつ、最終盤へと向かっていく。

8分の後半アディショナルタイムに入ると、郷家に決定機が訪れるも長崎GK若原智哉がファインセーブ。しかし92分、ボックス内フリーで受けた中島が切り返しから右足を振り抜き、この日2点目。1-4で試合は終了し、仙台が勝利した。

決勝進出を決めた仙台はモンテディオ山形(4位)vsファジアーノ岡山(5位)の勝者と12月7日にアウェイで対戦する。

V・ファーレン長崎 1-4 ベガルタ仙台

【長崎】

マテウス・ジェズス(後31)

【仙台】

中島元彦(前31、後45+2)

エロン(後8)

郷家友太(後23)

【動画】中島元彦がトドメ! 冷静に相手をかわしてこの日2点目


No.7が勝負を決める
#中島元彦 今日2点目
大一番でもチームを牽引する

J1昇格プレーオフ準決勝
長崎×仙台
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) December 1, 2024