相次ぐ故障で実働時間が減少しているトラウト。ゆえに米メディアから厳しい声が飛んだ。(C)Getty Images 偉才にとって屈辱的な1位と言えよう。 現地時間11月29日、米スポーツサイト『Bleacher Report』は、「2025年…

 

相次ぐ故障で実働時間が減少しているトラウト。ゆえに米メディアから厳しい声が飛んだ。(C)Getty Images

 

 偉才にとって屈辱的な1位と言えよう。

 現地時間11月29日、米スポーツサイト『Bleacher Report』は、「2025年シーズンに残っている最悪のMLB契約トップ10」と題したランキング記事を掲載。その1位に2019年に12年総額4億2650万ドル(約638億円)で契約を締結したエンゼルスのマイク・トラウトが入った。

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 現行契約が複数年残っている選手に焦点を当て、残った支払い額や最近の成績、今後の成績予測に基づきながら、“不良債権化”した大物スターを格付けした同ランキングにおいて、トラウトは近年の成績不振が大きく反映されての1位となった。

 かつては3度のMVPにも輝いたメガスターだが、ここ数年は毎年のように故障を繰り返し、21年は36試合、22年は119試合、23年が82試合とフル稼働できていない。一方で契約は2030年まで残し、年俸は3720万ドル(約57億2880万円)。エンゼルスとの間には総額2億2320万ドル(約343億7280万円)もの支払金額を残している。

 33歳という年齢もあり、トラウトを「不良債権」と断定した『Bleacher Report』は、「過去4シーズン648試合中わずか266試合しか出場できていない」と厳しく指摘。「明日引退でも5年後に殿堂入りを果たすだろう」とこれまでの功績を称えながらも、こう続けている。

「トラウトは健康体であれば再びインパクトを残すことができる。しかし、怪我の問題は年々積み重なり始めている。彼の契約は現時点で変更不可能であり、エンゼルスは年をとるスーパースターと高騰し続ける給与を中心にチームを構築し続けなければならず、ロースターの再編成を真剣に求められている」

 夏にはトレードの可能性も浮上し、エンゼルスにおける価値が問われ続けているトラウト。かつての「最強打者」が不振脱却を求められる来季に世間の評価を改められるかは注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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