【ラグビー】イングランド代表59-14日本代表(11月24日・日本時間25日/トゥイッケナム)【映像】スタジアム熱狂!ノールック背面パスの瞬間 目の肥えたイングランドのファンも、このパスには大興奮のるつぼだ。後半14分、ライン際でキックパス…

驚異の背面パス

【ラグビー】イングランド代表59-14日本代表(11月24日・日本時間25日/トゥイッケナム)

【映像】スタジアム熱狂!ノールック背面パスの瞬間

 目の肥えたイングランドのファンも、このパスには大興奮のるつぼだ。後半14分、ライン際でキックパスを受けたイングランド代表のWTBトミー・フリーマンが、仲間の方を見ないまま背面でラストパス。鮮やかすぎるプレーに、8万人超の大観衆が沸きまくった。

 大きく屈強な選手が揃うイングランド代表だが、そこに上手さも加わっているからこそ恐ろしい。後半14分のプレーは、まさにアイディアがたくさん詰まっていたからこそトライにつながった。日本陣、10メートルラインと22メートルラインの中間あたり、日本代表ボールのラインアウトがこぼれたところ、イングランド代表のFW陣が奪取に成功し、CTBヘンリー・スレードにパス。スレードは日本代表のディフェンスラインの裏側にちょこんとキック。これが絶好のキックパスになり、ライン際を走っていたフリーマンがキャッチに成功した。

まさかのノールックパス

 フリーマンはBKながら188センチ・102キロというFWに負けない体格の持ち主。それでもボールをキャッチしたところがラインぎりぎりだったこともあり、このままでは外に押し出されてしまうという状況だった。するとフリーマンは、どこを振り返ることもなく、取った瞬間にそのまま右手で、後ろからサポートに来ていたFBジョージ・ファーバンクへ背面ノールックパス。ファーバンクも大事そうにキャッチし、そのままインゴールへ飛び込んだ。

 この絶品プレーに、解説を務めていたSHとして日本代表キャップ75の田中史朗は、思わず「うわー。これは上手いの一言ですね」と大絶賛。スタジアムからも大歓声が沸き起こると、ベンチに控えていたチームメイトからも「マジかよ!?」という驚きの表情が生まれていた。
(ABEMA/WOWSPO/ラグビー テストマッチ 2024 オータム・ネーションズシリーズ)