元DeNA、西武のクリスキーは今季3Aで50登板も…浮き彫りになった課題が 2022年にDeNA、2023年途中から西武に在籍したブルックス・クリスキー投手がカブスと契約を結んだと、11月29日(日本時間30日)に米メディアが…

元DeNA、西武のクリスキーは今季3Aで50登板も…浮き彫りになった課題が

 2022年にDeNA、2023年途中から西武に在籍したブルックス・クリスキー投手がカブスと契約を結んだと、11月29日(日本時間30日)に米メディアが伝えた。マイナー契約とみられ、自身もSNSで喜びを表している。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が「カブスがブルックス・クリスキーと契約」の見出しで伝えた。クリスキーも自身のインスタグラムに「僕が子どもの頃好きだったチームと契約することを、うれしく思っている! レッツゴー、カブス」と投稿。子どもの頃にカブスの本拠地リグレー・フィールドで撮影した写真などを公開した。

「トレード・ルーマーズ」はクリスキーの投稿に触れ、「おそらくこれはマイナー契約だが、球団はこの動きをまだ確認していない。さらなる詳細は明かされていない」とした上で、球歴を紹介した。30歳右腕は2016年MLBドラフト6巡目でヤンキースに入団も、右肘のトミー・ジョン手術を受けた影響で2017年は全休。2020年にメジャーデビューしたが、2021年9月にDFA(事実上の戦力外)となった。「残念ながら、メジャーリーグはクリスキーに対して全く親切ではなかった」と報じた。

 その後、オリオールズがウェーバーで獲得するも、自由契約に。同年12月にDeNAが獲得を発表した。2022年はDeNAで18登板、1勝1敗1セーブ4ホールド、防御率2.57の成績を残した。記事は「日本で比較的成功を収めたことで、2022年12月にロイヤルズとマイナー契約を得た」と説明している。

 ロイヤルズでは4登板も再びマイナーに降格し、昨年7月に西武入団。守護神を任されるなど14登板で7セーブ2ホールド、防御率1.93をマークした。NPB2球団で計32試合に登板し、1勝1敗8セーブ6ホールド、防御率2.31。オフに自由契約となり、今季はレッズとオリオールズの傘下3Aに所属した。50登板で5勝0敗1セーブ15ホールド、防御率3.39の成績を残した。

 記事は「与四球が少ないほど、2025年にメジャー復帰するチャンスが上がることになる」と指摘している。今季は3Aで計58回1/3を投げて35四球を与えた。制球力の改善が成功へのポイントとなりそうだ。(Full-Count編集部)