FAで大きな注目を集めるソト。(C)Getty Images フアン・ソト(ヤンキースからFA)を巡る大争奪戦は、白熱の一途を辿っている。 26歳ながらMLB通算201本塁打、OPS.953を誇る怪物スラッガーは、投打にスターがひしめく今オ…
FAで大きな注目を集めるソト。(C)Getty Images
フアン・ソト(ヤンキースからFA)を巡る大争奪戦は、白熱の一途を辿っている。
26歳ながらMLB通算201本塁打、OPS.953を誇る怪物スラッガーは、投打にスターがひしめく今オフのFA市場で最大の目玉だ。米球界で「剛腕」として知られるスコット・ボラス代理人の支えを受けながら複数球団との交渉を実施。ドジャース、ヤンキース、メッツ、ブルージェイズ、レッドソックスとの面談が明るみになっている。
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その人気銘柄ぶりを見れば、契約金の高騰は想像に難くない。一部メディアではMLB史上最高額の契約を結ぶと報道。昨オフに大谷翔平がドジャースと締結した10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)を超える規模のメガディールが誕生する可能性が伝えられている。
ただ、「北米スポーツ史上最高額」と言われる大谷の空前絶後の契約が1年で塗り替えられるかは不透明だ。米球界の酸いも甘いも知る識者からはソトの高額契約を疑問視する声も飛んでいる。
元ドジャースのGMであるネッド・コレッティ氏は、米YouTubeチャンネル『NorCal Sports TV』内で「ソトがオオタニに並ぶ米国外での市場価値を持っているだろうか。私はそうは思わない」と断言。続けざまに「人々はオオタニを見るためにカネを払う。桁違いの集客力を持っているんだ」と7億ドルの価値を説いた。
無論、若くして大勢してきた外に大谷を“超える”価値があると見る者もいる。米メディア『The Athletic』の大物記者であるケン・ローゼンタール氏は「ソトが若くして多くのことを成し遂げている」と前置きをした上で、最低でも6億ドル以上の契約を結ぶべきという見解を示した。
「この先、数年間にわたってコンスタントに7から8の『WAR』をあげられるシーズンが続く。そして彼が球団に与える信頼性、彼がもたらすマーケティング価値やその他の無形資産などをふまえると、野球的な観点で、彼はそれだけの高額契約に見合う価値があると言える」
果たして、ソトはどれだけの高額契約を締結するのか。大谷を超えるとなれば、賛否両論は避けられそうにない情勢だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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