楽天・金刃は2016年、1か月で2度の“1球白星”を手にした 窮地に颯爽と現れ、勝利を手繰り寄せる。チームの勝敗を左右する重要な局面で “スイッチ” されるリリーバーたちの中でも、特に珍しい1球勝利&1球セーブを達成したシーンをピックアップ…

楽天・金刃は2016年、1か月で2度の“1球白星”を手にした

 窮地に颯爽と現れ、勝利を手繰り寄せる。チームの勝敗を左右する重要な局面で “スイッチ” されるリリーバーたちの中でも、特に珍しい1球勝利&1球セーブを達成したシーンをピックアップ。「パーソル パ・リーグTVの動画「【渾身1球】ピンチでスイッチ!『1球勝利&1球セーブまとめ』」から3投手を紹介する。

〇2014年9月9日:ロッテ・益田直也投手

 2-2で迎えた延長11回、西武は2死二塁で代打・渡辺直人内野手が登場。マウンドに上がった益田が内角高めの直球で詰まらせ、ピンチを脱した。チームはその裏に代打・福浦和也内野手が中越え適時二塁打を放ち、サヨナラ勝利。益田は1球勝利を記録した。

〇2016年6月25日:楽天・金刃憲人投手

 0-2で迎えたソフトバンク戦の7回、2死一、三塁で金刃が登板した。城所龍磨外野手を外角カットボールで二直に打ち取った。その裏にゼラス・ウィーラー内野手のソロ、代打・枡田慎太郎外野手の2ランで逆転。そのまま逃げ切り、金刃が勝利投手になった。金刃は6月11日の広島戦でも1球勝利をマーク。1か月で2度の珍記録を達成した。

〇2024年7月17日:日本ハム・田中正義投手

 楽天相手に4点リードながら9回2死満塁の場面で登板。マイケル・フランコ内野手を遊ゴロに打ち取った。低めの156キロ速球で抑え込んだ。この場面で直球から入った田中正投手に、解説の岩本勉さんも「ドキッとする」と話していた。(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)