「Bリーグ、千葉J-琉球」(30日、ららアリーナ東京ベイ) 千葉Jはホームで琉球と対戦し、パリ五輪日本代表で、開幕2戦目の宇都宮戦(10月6日)で左足首を負傷した渡辺雄太(30)がスタメン出場を果たし、55日ぶりに公式戦に復帰した。 選手…

 「Bリーグ、千葉J-琉球」(30日、ららアリーナ東京ベイ)

 千葉Jはホームで琉球と対戦し、パリ五輪日本代表で、開幕2戦目の宇都宮戦(10月6日)で左足首を負傷した渡辺雄太(30)がスタメン出場を果たし、55日ぶりに公式戦に復帰した。

 選手紹介で渡辺の名前がコールされると、赤く染まったアリーナは大歓声に包まれた。開始1分、自らのシュートのリバウンドを泥臭く押し込んで幸先よく先制の得点を決めると、第2Qには自ら切り込んで豪快な両ハンドダンク、カウンターから流れるようなワンハンドダンクをねじ込んだ。守備などでも力強い動きで不安を感じさせなかった。

 米プロNBAで日本人最長の6季プレーし、グリズリーズから新加入した渡辺は、10月5日の宇都宮との開幕戦でBリーグデビュー。16得点8リバウンドをマークし、勝利に貢献した。しかし、6日の2戦目で第1Qにシュートを放った際に左足首をひねり、倒れ込んで悶絶。「左足関節捻挫」で全治6週間と診断された。当初は11月21、25日の日本代表でのアジア杯予選までの復帰に意欲をみせていたが、コンディション不良で代表合宿を不参加となっていた。

 バスケ界はNBAレーカーズの八村塁の日本協会、ホーバス監督批判で激震が走る中、渡辺は28日に取材対応。八村とホーバス監督との関係に触れながら「悪者は1人もいない」と話し、「(代表選手、日本協会などの)中の人間がこの問題と向き合って、さらに強い日本代表をコートで見せていけたら。応援よろしくお願いします」と話していた。