日本勢で初めて米女子ツアーの「ベアトロフィ」を獲得した古江彩佳が29日、六甲国際GC(兵庫)で自身初となるコンペを開催した。前週の米ツアー最終戦「CMEグループ ツアー選手権」を8位で終え、2日前の27日に帰国した。時差ボケも吹き飛ばす笑…

労いの花束を受け取った古江彩佳

日本勢で初めて米女子ツアーの「ベアトロフィ」を獲得した古江彩佳が29日、六甲国際GC(兵庫)で自身初となるコンペを開催した。

前週の米ツアー最終戦「CMEグループ ツアー選手権」を8位で終え、2日前の27日に帰国した。時差ボケも吹き飛ばす笑顔で「私自身だけのコンペは初めて。多くの方が集まってくれてうれしい」。抽選などで選ばれた16組61人が古江とのアプローチ対決を楽しんだ。

今季は米ツアー24試合に出場し、トップ10が12回と安定した成績を残した。7月「アムンディ エビアン選手権」でメジャー初優勝(ツアー2勝目)をあげるなど年間レースは6位。平均ストローク最少の選手に贈られる「ベアトロフィ」も日本人で初めて獲得した。トークショーで「今年始まるときは1勝できたら良いと思ったが、まだまだ勝てた試合があった。(来季は)複数回優勝できたら」と意気込んだ。

コンペは契約するゴルフウェアブランド「VIVA HEART」20周年も記念。お気に入りのポイントに「デザインも毎年かわいいのが多い。カラフルで全部が大好き」と目を輝かせた。ど派手なイエローやピンクはトレードマークになりつつある。

来季の複数回優勝を誓った

12月5日(木)から5日間90ホールのストロークプレーで争われる米女子ツアー最終予選会(アラバマ州マグノリアグローブGC)には山下美夢有岩井明愛岩井千怜原英莉花らが参戦する。自分が身を置くフィールドで、来季は今年以上に日本語が飛び交う可能性もある。「リラックスできるところもあるが、より頑張らないといけない」。24歳にして来季で参戦4年目という“先輩”の意地もある。

2025年は「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」(1月30日開幕 フロリダ州・レイクノナG&CC)でスタートする。今季国内ツアーあわせて30試合をプレーした“鉄人”は地元・兵庫でつかの間のオフを過ごす。(編集部・玉木充)