堀川は高い得点力を備えたアンカーだ。プレミアリーグではFW乾皓洋(3年)に次ぐ5得点。最終ラインの一歩手前で相手の攻撃を食い止めつつ、チャンスと見ればゴール前まで一気に駆け上がってシュートを狙う。「常に狙う意識を持つよう、川口(修)監督に…
堀川は高い得点力を備えたアンカーだ。プレミアリーグではFW乾皓洋(3年)に次ぐ5得点。最終ラインの一歩手前で相手の攻撃を食い止めつつ、チャンスと見ればゴール前まで一気に駆け上がってシュートを狙う。「常に狙う意識を持つよう、川口(修)監督に言われて練習してきました」。177センチの高さを生かしたヘディングも強く、セットプレーで3得点している。
反骨心に満ちている。新チームに切り替わった今年1月の新人戦でAチームに昇格。初戦で先発も、いきなり右ひざ半月板を痛め、復帰に約1か月かかった。ボランチは選手層が厚く、「不安はありました」。それでも強気のプレーで定位置を奪い返した。
4月はチーム全体で攻守に精彩を欠き、プレミアで開幕5連敗。最下位に落ち、ネットでは「今年の静学は弱い」と言われた。ここでも「やるしかない。見返してやる」と燃えた。守備の強度や切り替えの速さを上げて、夏の全国総体で8強入り。優勝した昌平(埼玉)にも8月下旬の遠征で引き分けて「自信がつきました」。
持ち前のボール奪取能力を発揮して、全国の舞台でも躍動する。静学の強さを見せつける。
(里見 祐司)
◆堀川 隼(ほりかわ・はやと)2006年7月10日、兵庫県生まれ。18歳。サッカーは5歳から。前所属はVIVO FC。177センチ、70キロ。血液型A。家族は両親と姉、妹。