男子テニスの国別対抗戦、デビスカップ・ワールドグループ・プレーオフ「日本対ブラジル」(9月15~17日/大阪・靭テニスセンター/ハードコート)の初日の第1試合で、ブラジルのギジェルメ・クレザ(単244位)が日本の杉田祐一(三菱電機)との試…

 男子テニスの国別対抗戦、デビスカップ・ワールドグループ・プレーオフ「日本対ブラジル」(9月15~17日/大阪・靭テニスセンター/ハードコート)の初日の第1試合で、ブラジルのギジェルメ・クレザ(単244位)が日本の杉田祐一(三菱電機)との試合中に侮辱的態度があったとして謝罪した。

 国際テニス連盟(ITF)は、スポーツマンらしくない行為としてクレザに罰金1500ドルを科した。

「どのような侮辱的行為も許されるものはない」とITFはコメントしている。

 24歳のクレザは、杉田との試合中、ライン判定を巡り主審へ抗議し、クレザの主張は認められたが、そのあと目を意図的にのばすしぐさをして相手を侮辱する態度を取った。

「挑戦的、人種差別、偏見などの意図は少しもなかった」とブラジルテニス連盟のフェイスブックでクレザは答えている。

 さらにクレザは、この件に関して偏見などはなく、遺憾の意を表明し、心からお詫びすると書面で謝罪している。

 このシングルス第1試合は、杉田がクレザを6-2 7-5 7-6(5)で破り、続く第2試合では、添田豪(GODAI)がブラジルのエースのチアゴ・モンテーロ(単116位)を3-6 6-4 6-3 6-7(1) 6-4で倒して日本が初日に2勝目を挙げ、ワールドグループ残留に王手をかけている。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はデビスカップ・ワールドグループ・プレーオフ「日本対ブラジル」(大阪・靭テニスセンター)の第1試合で杉田祐一と対戦したブラジルのギジェルメ・クレザ(左)とジョアン・スベスナ監督(右)

Photo:OSAKA, JAPAN - SEPTEMBER 15: Team captain Joao Zwetsch (R) of Brazil talks to Guilherme Clezar of Brazil in his singles match against Yuichi Sugita of Japan during day one of the Davis Cup World Group Play-off between Japan and Brazil at Utsubo Tennis Center on September 15, 2017 in Osaka, Japan. (Photo by Kiyoshi Ota/Getty Images)